夏一番

田原俊彦の4枚目のオリジナルアルバム『夏一番』は、1982年3月27日にNAVレコードからリリースされました。前作『No.3 Shine Toshi』から約9ヶ月ぶりのアルバムとなり、ファンにとっては待望の作品でした。

アルバムの大きな特徴として、豪華な特典が挙げられます。大型ポスターや写真集付きの歌詞カードが付属し、視覚的にも楽しめる内容となっていました。また、1枚目のアルバム『田原俊彦』以来となる、ロゴマーク「TOSHI」がジャケットにデザインされている点も注目されました。

1989年11月22日には、田原俊彦のデビュー10周年を記念してCDが再発売されました。長年のファンはもちろん、新たな世代にも彼の音楽が届けられる機会となりました。

アルバムには、多彩な楽曲が収録されています。

刺激的サンバ: 宮下智が作詞・作曲、船山基紀が編曲を担当した、情熱的なサンバのリズムが特徴的な楽曲です。
恋はNazo Nazo: 小林和子が作詞、小田裕一郎が作曲、大谷和夫が編曲を担当。恋の謎めいた感情を歌い上げています。
サマーポーションNo.1: 尾関昌也が作詞、尾関裕司が作曲、大谷和夫が編曲。夏の恋を盛り上げるような、軽快なナンバーです。
セクシー・ヴァージン: 岡田冨美子が作詞、小田裕一郎が作曲、大村雅朗が編曲。セクシーさを前面に押し出した、大胆な楽曲です。
決死のミッドナイト・デイト: 宮下智が作詞・作曲、飛澤宏元が編曲を担当。真夜中のデートをテーマにした、ドラマティックな一曲です。
誘惑ミー: 糸井重里が作詞、小田裕一郎が作曲、船山基紀が編曲。タイトル通り、聴く者を誘惑するような魅力的な楽曲です。
嘆きの薔薇: 小林和子が作詞、小田裕一郎が作曲、船山基紀が編曲。失恋の悲しみを歌った、切ないバラードです。
Love Storyを抱きしめて: さがらよしあきが作詞、網倉一也が作曲、船山基紀が編曲。愛の物語を優しく包み込むような、温かい楽曲です。
恋のイニシャル: 森雪之丞が作詞、加瀬邦彦が作曲、大村雅朗が編曲。恋の始まりを予感させる、ポップでキュートなナンバーです。
サマー・ブリーズ: 宮下智が作詞・作曲、船山基紀が編曲を担当。爽やかな夏の風を感じさせる、心地よい楽曲です。

『夏一番』は、田原俊彦のアイドルとしての魅力を最大限に引き出した作品であり、1980年代の音楽シーンを代表する一枚として、今もなお多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索