外薗昌也

外薗 昌也について

外薗昌也（ほかぞのまさや）は、1961年2月16日に鹿児島で生まれた日本の漫画家で、氏は直接的なSFやホラー作品に特化している。息子には漫画プロデューサーとして知られる外園史明がいる。

漫画家としての道のり

外薗は、1980年に19歳という若さで初めて漫画を投稿し、月刊少年チャンピオンニューまんが賞で名を知らしめた。彼のデビュー作「鏡四郎! 鏡四郎!」は、同年の12月号に掲載され、そのスタートが切られた。デビュー時は草冠のない「外園昌也」として知られていたが、以降は主にSFやホラー作品を中心に執筆を続けていく。

1990年代中頃からは『月刊アフタヌーン』や『モーニング』にも作品を発表し、幅広い読者層を獲得した。特にラブコメディ作品「ガールフレンド」は2003年に『ヤングジャンプ増刊』に掲載され、不定期連載として読者を魅了した。

代表作とメディア展開

外薗の代表作には、14巻にも及ぶ人気シリーズ『犬神』がある。さらに、2012年には実話に基づいた怪談本『赤異本』を発表し、注目を集めた。また、同年には漫画映像Domix作品として『見上げる子』を世に送り出し、音楽と共に新たな形での作品表現に挑んでいる。2014年にはこの『赤異本』が舞台化され、演劇としても人気を博した。

作品リスト

外薗の作品は多岐にわたり、以下のようなリストがある。

• - 鏡四郎! 鏡四郎!
• - Silent runner 全1巻
• - 犬神 全14巻
• - 異能怪談シリーズ

- 赤異本
- 黒異本
- 白異本 全3巻
- 闇異本

• - ガールフレンド（作画：別天荒人）全5巻
• - 恋する鬼畜島 全2巻

この他にも数多くの作品が発表され、今なお精力的に活動を続けている。

影響とスタイル

彼の初期の作品には、師である藤原カムイの影響が見られ、ファンタジー要素が強いものが多く、特に「ラグナ」という架空の世界を設定することが多かった。また、文学の影響も色濃く、宮沢賢治への傾倒が作品名やあとがきに反映されているところも特筆すべき点である。彼の後半の作品では、より現実に根ざしたテーマに移行し、特に『犬神』では画風が一転し、鮮烈な印象を与えている。

家族と関係者

外薗昌也の家庭にもクリエイティブな才能が受け継がれており、息子の外園史明は漫画プロデューサー、また娘のミジンコは『カオルの大切なモノ』で脚本や作画を担当している。アシスタントとしては上田敦夫が知られ、彼との共同作業も多く行われている。

このように外薗昌也は、豊かな創作活動を続けながら、日本の漫画界において独自の地位を築いている。彼の作品は多くの人々に愛され続け、今後の展望にも期待が寄せられている。

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