大乗教

大乗教について

概要

大乗教（だいじょうきょう）は、法華系の新興宗教であり、日本において1948年に創設されました。教祖は杉山辰子で、彼女の教えを受け継ぐ形で団体が設立されています。大乗教はその根幹に、法華経の教えを置き、慈悲の精神を重視する信仰を中心に活動を展開しています。

歴史

教祖の杉山辰子は1868年に岐阜県羽島郡笠松町で誕生しました。彼女は家計の困難を打開するため、法華経の教えを学び、その結果、法華経の開眼に至りました。その後、医学の道に進み、仏教の精神的療法と医学的療法を組み合わせ、ライ病（ハンセン氏病）に苦しむ人々の救済に努めました。1914年、名古屋市に「仏教感化救済会」を設立し、次年度には移転して病気や災害、貧困に悩む人々への支援を行いました。辰子は1932年に76歳で亡くなりました。

彼女の死後、1948年に彼女の意志を継ぐ人々によって大乗教が設立され、以来この教団は発展してきました。

沿革

• - 1946年

- 8月27日：東京都荏原平塚で大乗教会が設立される。
- 10月3日：愛知県岡崎市で大乗教会の設立発表会を実施。
- 12月6日：愛知県刈谷市に仮本部を移転。

• - 1948年

- 8月18日：名古屋市熱田区外土居町で文部省から宗教法人「大乗教」として認可を受ける。

• - 1953年

- 10月10日：総本山釈迦堂の落慶。

• - 1955年

- 4月8日：大乗幼稚園を開園。

• - 1968年

- 10月6日：本仏殿の落慶。

• - 1973年

- 5月13日：大白象の建立。
- 11月28日：インド政府より仏舎利を拝受。

• - 1976年

- 11月27日：聖仏舎利宝塔の落慶。

• - 2013年

- 浄教100周年を迎える。

• - 2023年

- 11月28日：仏舎利奉迎50周年の記念日。

本尊・経典

大乗教の本尊は「一尊四菩薩」とされ、経典には法華経が掲げられています。教団の教義は、この経典に基づいて展開される慈悲深い行動を促進するものです。

歴代管長

1. 小坂井啓陽（こさかい けいよう）
2. 杉崎法山（すぎさき ほうざん）
3. 杉崎法涌（すぎさき ほうよう）
4. 杉崎法瑞（すぎさき ほうずい）
5. 杉崎法教（すぎさき ほうきょう）

まとめ

大乗教は教祖杉山辰子の教えを基に、慈悲の精神を大切にし、信者たちが共に支え合いながら生きることを重視する新興宗教です。これまでの歴史の中で多くの人々に影響を与え続けており、今後の広がりにも期待が寄せられています。

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