大崎地域広域行政事務組合

大崎地域広域行政事務組合：広域連携による地域社会の維持と発展

宮城県中部、豊かな自然と歴史文化に恵まれた地域に位置する大崎地域広域行政事務組合は、大崎市と加美郡の加美町、色麻町、遠田郡の涌谷町、美里町の1市4町によって構成される一部事務組合です。人口約20万人、面積約1500平方キロメートルにおよぶ広大な地域を管轄し、住民生活の向上と地域社会の発展に貢献しています。

組合の主な業務

大崎地域広域行政事務組合は、地域住民にとって必要不可欠な多岐にわたる行政事務を共同で処理しています。その業務内容は、大きく分けて以下のとおりです。

廃棄物処理: 一般廃棄物の収集・運搬から、処理施設の設置・運営まで、環境保全に配慮した総合的な廃棄物処理システムを構築・運営しています。複数のクリーンセンターやリサイクルセンターなどを整備し、効率的な処理と資源循環を進めています。
消防: 消防団事務を除く消防事務全般を担い、地域住民の生命・財産を守るための防災体制の構築に尽力しています。複数の消防署、分署、出張所を配置し、迅速な対応と広範囲をカバーする体制を整えています。
福祉: 福祉型児童発達支援センター「ほなみ園」の設置・運営など、地域住民の福祉向上に資する事業を展開しています。
生涯学習: 大崎生涯学習センターの設置・運営を通じて、地域住民の生涯にわたる学習機会の提供に貢献しています。
* その他: 液化石油ガスの保安、火薬類の取り扱いに関する許可申請の受付、地方拠点都市地域の整備、産業業務施設の再配置促進など、多様な行政事務を効率的に行っています。

組織構成と人員

組合は、議会、監査委員、教育委員会、そして事務局から構成されています。事務局は、管理者、副管理者、会計管理者を頂点に、総務課、会計課、業務課、施設整備課、施設管理課など複数の課が設置され、約470名の職員がそれぞれの業務に携わっています。消防本部は、消防長を筆頭に、総務課、予防課、警防課、防災課などから構成され、多くの職員が防災・消防活動に貢献しています。

管内概要

2019年時点での管内の人口は約20万人で、世帯数は約7万6千世帯です。大崎市が最も人口が多く、次いで美里町、涌谷町、加美町、色麻町の順となっています。面積は約1524平方キロメートルで、大崎市が最も広い面積を占めています。

消防本部

大崎地域広域行政事務組合消防本部は、大崎市、加美郡、遠田郡を管轄し、地域住民の安全・安心を守るために重要な役割を担っています。複数の消防署、分署、出張所を配置し、消防車両を配備することで、迅速かつ効率的な消防活動を実現しています。

まとめ

大崎地域広域行政事務組合は、広域的な連携によって、効率的かつ効果的な行政サービスを提供することで、地域住民の生活の質向上と地域社会の発展に貢献しています。廃棄物処理、消防、福祉、教育など幅広い分野をカバーするその活動は、地域社会の基盤を支える重要な役割を担っています。今後ますます重要性を増していく広域行政の取り組みとして注目に値します。

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