大迫勇也

大迫勇也のプロサッカーキャリア

大迫勇也（おおさこ ゆうや）は、1990年5月18日生まれで鹿児島県南さつま市出身のプロサッカー選手です。現役選手としてはJリーグのヴィッセル神戸に所属し、ポジションはフォワードですが、元日本代表としても知られています。2014年と2018年のワールドカップメンバーとして選ばれた他、全国高等学校サッカー選手権大会では大会記録となる10得点を挙げています。2023年にはJ1最優秀選手賞と得点王に輝くなど、国内サッカー界での存在感は揺るぎないものとなっています。

来歴

プロ入り前

大迫は3歳のとき、万世サッカースポーツ少年団でサッカーをスタート。中学卒業前に本格的にプロを目指す決意を固め、鹿児島育英館中学校を経て鹿児島城西高等学校に進学します。高校では1年生からレギュラーとして実力を発揮し、U-16日本代表にも選出されました。特に2008年には第61回鹿児島県高校総体で5ゴールを挙げ優勝に貢献し、また同年のJFAプリンスリーグでもトップチームを牽引しました。最終的には第87回全国高等学校サッカー選手権大会で10得点を記録し、準優勝に輝いています。

鹿島アントラーズ時代

2009年、鹿島アントラーズに加入。入団後すぐに開幕戦で公式戦デビューを果たし、同年中にJリーグ初得点を記録。鹿島ではコンスタントに出場し続け、特に2013年にはチームの優勝に貢献しながら、自己最高記録の19得点を達成しJリーグベストイレブンにも選ばれました。

TSV1860ミュンヘン時代と1.FCケルン

2014年、大迫はドイツのTSV1860ミュンヘンに移籍。初の出場で初得点を挙げ、ドイツでのキャリアをスタートさせます。その後、1.FCケルンに所属し、特に2017-18シーズンでは自身初となるドッペルパック（1試合2得点）を達成し、リーグで7得点を記録しました。

ヴェルダー・ブレーメン時代

2018년、ブレーメンに加入し、新たな挑戦が始まります。出場機会は限られていましたが、重要なシーンでの得点を重ね、チームの一員として存在感を示しました。それでもシーズン終盤には苦しい展開もありましたが、大迫は数々の試合で決定的な仕事をしました。

ヴィッセル神戸へ復帰

2021年にJリーグのヴィッセル神戸に加入し、7年半ぶりの日本復帰を果たします。初ゴールは浦和レッズ戦で、以降も高いパフォーマンスを見せ続けました。2023年シーズンには22得点を挙げ、J1得点王、そして最優秀選手賞を受賞する快挙を成し遂げました。また、クラブ史上初のJ1優勝にも貢献し、その後契約を2026年まで延長しました。

日本代表経歴

大迫はU-17ワールドカップの予備選考を経て、2013年にはA代表に選出され、代表初出場を果たしました。特に2018年のワールドカップでは決勝点を挙げてマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれるなど、チームに重要な役割を果たしました。その後、様々な大会で多くの得点を記録し続けています。

プレースタイル

大迫のサッカースタイルは技術だけでなくポストプレーや献身的な守備にも定評があります。特にコンタクトプレーに強く、駆け引きにも優れており、総合的な能力が高い選手として評価されています。これにより、フォワードのみならずミッドフィールダーとしても起用される場面があり、その適応力は海外でも通用しています。

人物とプライベート

大迫は負けず嫌いな性格で、プロの厳しい環境でも挑戦を楽しむ姿勢を持ち続けています。健康にも配慮し、小学5年生から炭酸飲料を避け、自身の成長に努めています。プライベートでは、モデルの三輪麻未と結婚しており、子供も2人います。結婚した後も公私共に充実した生活を送りながら、サッカーに対する情熱は衰えません。

大迫勇也は、その活躍を通じて日本サッカー界の重要人物としての地位を確立し、多くのファンに支持されています。

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