大阪市立住之江図書館

大阪市立住之江図書館：地域に根ざした学びの場

大阪市立住之江図書館は、大阪府大阪市住之江区に位置する公立図書館です。大阪市立図書館の24館の一つとして、住之江区の地域住民に豊かな読書環境を提供しています。中央図書館（西区）を含め、大阪市立図書館の全館では相互貸借が可能となっており、利便性の高いサービスを提供しています。

歴史と地域活動

1977年11月1日に開館した住之江図書館は、地域の学習と文化活動の中核を担ってきました。近年では、地域住民との繋がりを深める取り組みにも力を入れています。2014年から開始された「思い出のこし」プロジェクトでは、住之江区の思い出や歴史に関する情報を収集・保存し、地域の歴史を次世代へと繋ぐ活動を行っています。また、2016年からは利用者同士の交流を促進するための「みんなのノート」を設置し、図書館を地域コミュニティの場として活性化させています。

館内設備とサービス

住之江図書館は、3階建ての建物の3階部分に図書館が配置され、1階は老人福祉センター、2階は住之江会館として利用されています。延床面積は788.53平方メートル、閲覧室は399平方メートルと、ゆったりとした空間で読書に集中できます。館内には、大阪市立図書館全館の蔵書を検索できるOMLIS端末が設置されており、利用者は簡単に資料を探すことができます。電話やインターネットによる資料検索、貸出予約も可能です。

豊富な蔵書

住之江図書館は、充実した蔵書を誇ります。2005年3月末時点の所蔵資料数は、図書約7万冊、雑誌92タイトル、新聞10紙、ビデオ約2400本に上ります。多様なジャンルの書籍や映像資料が揃っており、幅広いニーズに対応できるようになっています。貸出は1人15冊まで（CD・DVD・カセットは5点まで）15日間と、比較的長期間の貸出が可能です。

アクセス

大阪メトロ四つ橋線・南港ポートタウン線住之江公園駅から南東へ約400mと、交通アクセスも良好です。周辺には公園や公共施設もあり、図書館を利用した後に散策を楽しむこともできます。

まとめ

大阪市立住之江図書館は、単なる蔵書施設ではなく、地域住民にとってかけがえのない学習と交流の場です。充実した蔵書、便利なサービス、そして地域に根差した活動を通して、住之江区の文化・教育の発展に貢献しています。 図書館を訪れて、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

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