大阪府立中央図書館

大阪府立中央図書館の概要

大阪府立中央図書館は、大阪府東大阪市に位置する公共の図書館で、地域の文化と知識の発信を担っています。1996年に開館し、その後地元の人々を中心に多くの利用者に愛されてきました。２館からなる大阪府立図書館の一つであり、近県の人々も訪れる人気のスポットです。

建物とアクセス

図書館の建物は、総面積約30,770平方メートルを誇ります。地上4階、地下2階の構造になっており、建物自体も1997年度の第17回大阪まちなみ賞の奨励賞を受賞。設計は大阪府建築部営繕室と日建設計が手掛けました。バリアフリーにも配慮されており、段差を作らない設計となっています。公共交通機関からのアクセスも良好で、最寄りの荒本駅からは徒歩約400メートル、長田駅からも800メートルと便利です。

蔵書の充実

図書館の蔵書は非常に豊富で、2022年3月31日時点で208万冊以上の書籍を所有しています。開架では約45万冊、残りの約163万冊は閉架書庫に収蔵されています。特に地下書庫が広いため、出納を行う職員は自転車を利用しているというユニークな特徴があります。また、音響・映像資料も多数所蔵されており、文化的な資源の宝庫です。

各階の利用スペース

図書館のフロアはそれぞれの用途に応じて分けられています。1階には小説や児童書を扱うエリアがあり、特に小さい子ども向けの「こども資料室」や国際児童文学館がそろっています。2階では新聞や住宅地図のコーナーが設置されており、3階には社会・自然系の資料、4階には人文系の資料が豊富に配架されています。これに伴い、利用者は自分の興味に合わせた資料を容易に見つけることができます。

利用時間とサービス

開館時間は火曜日から金曜日が9時から19時、土日は9時から17時までと設定されており、こども資料室と国際児童文学館は平日でも17時まで開館しています。毎週月曜日に休館日が設けられており、その日が祝日である場合は翌日が振替休館日となります。年末年始も休館がありますので、訪問前には確認が必要です。

国際児童文学館との連携

また、大阪府立中央図書館には、「大阪府立中央図書館国際児童文学館」も併設されています。これは2010年に、大阪府立国際児童文学館から資料が移転された結果誕生したもので、約70万点の児童書や関連資料が揃っています。これにより、児童文学を愛する子どもたちやその保護者にとっても、充実した学習環境が提供されています。

まとめ

大阪府立中央図書館は、多様な蔵書と優れたバリアフリー設計を持つ施設として、地域住民に長年支持され続けています。豊かな知識の源泉であるこの図書館は、今後も地域の文化的な拠点として、多くの人々に利用されることでしょう。

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