大雪消防組合

大雪消防組合

大雪消防組合は、北海道上川地方に位置する美瑛町、東川町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町の6町によって組織された消防組合（一部事務組合）です。特筆すべき点として、その管轄区域が飛地となっていることが挙げられます。

沿革

大雪消防組合は、1973年4月1日に美瑛町と東川町が共同で設立したのが始まりです。その後、1974年4月1日に東神楽町が加入し、組織を拡大しました。

1988年には、十勝岳の噴火（12月16日から翌年3月8日まで計21回）が発生し、災害対応に尽力しました。

2007年には、東川支署と東神楽支署を統合し、新たに東消防署が設置されました。これにより、消防体制の効率化が図られました。

2014年4月1日には、消防広域化に伴い、当麻町、比布町、愛別町が新たに加入し、現在の6町体制となりました。

組織

大雪消防組合は、以下の組織で構成されています。

消防長（消防監）
庶務課
警防課
美瑛消防署
白金分遣所
東消防署
当麻消防署
比布消防署
愛別消防署

消防車両（2019年4月1日時点）

消防ポンプ車：14台（うち救助資機材積載車：1台）
水槽付ポンプ車：6台（うち救助資機材積載車：3台）
小型動力ポンプ付き水槽車：4台
救急車：5台（うち予備車：1台）
指揮車：2台
資機材搬送車：1台
広報車・バス：5台

消防署

上記組織図にあるように、各町に消防署が配置されています。

消防広域化

上川中部圏における消防広域化の検討は、2006年の消防組織法改正以前から進められていました。当初は、旭川市、大雪消防組合、上川中部消防組合が管轄する1市8町による広域化が提案されましたが、大雪消防組合が一部事務組合での広域化を主張したため、協議は難航しました。その結果、2012年に大雪消防組合は広域化協議から離脱しました。

その後、旭川市が残る5町の消防事務を受託することを提案しましたが、合意には至りませんでした。最終的に、2013年に上川中部消防組合が解散し、鷹栖町と上川町が旭川市に事務委託、当麻町、比布町、愛別町が大雪消防組合と合流するという枠組みが決定しました。各町議会の議決を経て、同年10月1日に広域化協定が締結され、2014年4月1日より消防広域化が開始されました。

外部リンク

防災・消防 - 美瑛町
大雪消防組合東消防署 - 東神楽町
比布消防署 - 比布町
消防署の概要・組織 - 愛別町

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