奈良竜樹

奈良 竜樹（なら たつき）

奈良竜樹は1993年9月19日生まれ、北海道北見市出身のプロサッカー選手で、現在はJリーグのアビスパ福岡に所属しているディフェンダーです。彼は主にセンターバックとしてプレーしており、その堅実な守備力と身体能力が特徴です。

サッカーキャリアのスタート

奈良は7歳からサッカーを始め、その後中学校に進学する際にセンターバックにポジションを変更しました。2009年にはコンサドーレ札幌U-18に入団し、高校3年生の2011年にU-18プレミアリーグイーストでチームの初優勝に大きく貢献しました。この年、奈良はトップチームにも帯同し、天皇杯で公式戦初出場を果たしました。特に2011年のJ2リーグでは、新人ながら全試合に先発出場し、チームをJ1昇格に導く活躍を見せました。

コンサドーレ札幌時代

2012年にコンサドーレ札幌のトップチームに昇格。開幕戦でJ1初先発を果たし、その強さが評価され、U-23日本代表候補に選出されました。奈良は守備の要として成長し、2013年にはオリンピック出場を目指すU-21チームにも名を連ねました。2014年にはリーグ戦で39試合に出場し、印象的なパフォーマンスを見せました。しかし、クラブの降格も経験し、次第に移籍を真剣に考えるようになっていきました。

FC東京と川崎フロンターレ

2015年にはFC東京へ期限付き移籍。当初は定位置を得られなかったものの、選手として成長する良い機会となりました。2016年には川崎フロンターレに完全移籍し、迅速な守備と高いラインコントロールでチームの中心選手に成長。AFC U-23選手権にも出場し、日本のオリンピック出場に貢献しました。しかし、怪我に苦しむ時期もあり、特に2016年の骨折が彼のキャリアに大きな影響を与えました。

鹿島アントラーズとアビスパ福岡

2020年1月、奈良は鹿島アントラーズに完全移籍しましたが、このシーズンは思うように出場機会を得られませんでした。その後、2021年にはアビスパ福岡に期限付き移籍し、シーズンの終わりには完全に移籍が決まります。

プライベートとその他のエピソード

奈良は、2012年3月にJ1に出場した選手として、1993年以降に生まれた選手の中で初めての記録を持っています。さらに、早稲田大学の通信教育課程に入学した初のコンサドーレ札幌選手でもあります。2014年には結婚し、2017年12月には第一子が誕生しました。彼の成績やチームでの役割は、U-23日本代表としての活躍や、さまざまなクラブでの経験を通してますます豊かになっています。

所属クラブと代表歴

奈良は、北見市のフットボールクラブから始まり、コンサドーレ札幌、FC東京、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズを経てアビスパ福岡に至っています。また、彼はU-16からU-23まで、各世代の日本代表としても活躍し、特に2016年のAFC U-23選手権では優勝を果たしています。

彼の個人的な成果としては、2018年のJリーグ優秀選手賞を受賞し、チームの中心選手としての地位を確立しています。奈良竜樹の今後の活躍が非常に楽しみです。

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