学校法人新潟総合学園

学校法人新潟総合学園

学校法人新潟総合学園は、新潟県新潟市北区島見町に本部を構える教育機関を運営する法人です。多様な事業を展開するNSGグループの中核を担う存在として、医療、福祉、食料、農業、そしてビジネス分野の高等教育機関を設置・運営しています。

法人が運営するのは、リハビリテーション、医療技術、看護などを網羅する「新潟医療福祉大学」、食料産業に特化した「新潟食料農業大学」、そして事業創造の専門家を育成する「事業創造大学院大学」の三校です。なお、同じNSGグループに属し、新潟県内で多数の専門学校を展開する学校法人新潟総合学院とは、同一のグループ内でありながらも別法人として位置づけられています。

沿革

学校法人新潟総合学園の設立は2000年に遡ります。この年、法人の設立が認可されるとともに、新潟医療福祉大学の設置が認められました。翌2001年には新潟医療福祉大学が開学し、学生の受け入れを開始しました。大学院教育にも着手し、2004年には新潟医療福祉大学大学院の設置が認可され、2005年には医療福祉学研究科が開設されました。また、同年には事業創造大学院大学の設置も認可され、2006年に開学しています。比較的新しい大学として、2017年に新潟食料農業大学の設置が認可され、2018年に開学に至りました。

運営校

本法人が運営する各大学は、それぞれの専門分野で高度な教育研究を行っています。

新潟医療福祉大学
2001年に設置された本学は、新潟市北区島見町に本部を置いています（所在地：新潟県新潟市北区島見町1398）。2017年4月時点で3,934名の学生を収容可能な規模を有しています。リハビリテーション学部、医療技術学部、健康科学部、看護学部、社会福祉学部、医療経営管理学部といった多岐にわたる学部を設置し、医療・福祉分野における幅広い専門職を育成しています。大学院には医療福祉学研究科が置かれています。

新潟食料農業大学
2018年に開学した新しい大学で、新潟市北区島見町に位置します（所在地：新潟県新潟市北区島見町字上割地）。2018年4月時点の収容定員は720名です。食料産業学部に食料産業学科を置き、アグリ、ビジネス、フードの3コースで、食料と農業に関わる様々な分野の専門知識と技術を教授しています。2022年には地域共生学研究科（大学院）の設置が計画されています。

* 事業創造大学院大学
2006年に設置された専門職大学院であり、新潟市中央区にキャンパスがあります（所在地：新潟県新潟市中央区米山三丁目1番46号）。2017年4月現在の収容定員は160名と少数精鋭の教育体制をとっています。大学院のみで構成され、事業創造研究科の事業創造専攻（専門職学位課程）において、特に経営分野に重点を置いた実践的な教育を行っています。

組織・経営

法人の最高責任者である理事長は池田弘氏が務めています。理事会は理事8名と監事2名で構成され、さらに評議員17名が法人の運営に関わっています。2017年5月時点の教員数は270名、職員数は113名であり、教育・研究活動および法人運営を担っています。

財務状況

2016年度の財務状況を見ると、法人の財政基盤は安定していることが伺えます。この年度の資金収入は、前年度からの繰越金約52.5億円を含め、約150.9億円に達しました。次年度への繰越金も約57.6億円と、前年度比で9.6％増加しており、資金に余裕がある状態を示しています。経常的な収入と支出の差額である経常収支差額は約7.7億円の黒字を計上しました。総資産は約270.0億円（前年度比+0.5％）であり、負債は約69.4億円（前年度比-8.0％）と減少傾向にあり、財務の健全性が維持されています。事業活動による黒字分は、校舎の改修や設備の購入といった教育環境の整備に使われる基本金に適切に組み入れられており、2016年度末の基本金は約227.0億円となっています。

関連項目

• - NSGグループ

この情報は、2017年5月現在および2016年度のデータに基づいています。最新の状況については、法人の公式情報をご確認ください。

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