宇佐崎しろ

宇佐崎しろ: イラストレーター・漫画家

宇佐崎しろ（うさざき しろ）は、1997年12月27日生まれの日本のイラストレーター兼漫画家で、奈良県にルーツを持っています。彼のキャリアは、主に彼がSNS、特にTwitterを通じて活動を開始したことに起因しています。当初は好きなキャラクターのイラストを投稿していましたが、その中で彼の作品が多くのファンの注目を集めるようになりました。

経歴の始まり

宇佐崎は特に『週刊少年ジャンプ』に連載されていた「左門くんはサモナー」のファンアートをTwitterに投稿したことがきっかけで、担当編集者の村越周の目に留まりました。この出会いが彼の人生に大きな影響を与えます。また、著名な漫画家マツキタツヤがTwitterに投稿した予知夢をテーマの漫画に対してリプライを送ったこともあり、これがきっかけで彼と相互フォローの関係が築かれることになりました。

その後、マツキは新人漫画賞で準キングを受賞し、宇佐崎が彼の作画担当として指名されることになります。このようにして、宇佐崎は原作からのオファーを受け、初めて漫画を描く経験を積むこととなります。彼は東京に上京し、『僕のヒーローアカデミア』の原稿を見て自身の作品に生かしました。
さまざまな経験を経て、2017年に『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』が『週刊少年ジャンプ』に掲載され、彼は正式にデビューを果たしました。

連載と波乱の出来事

デビュー後、彼はマツキ原作の作品の読切をいくつか描きましたが、その後すぐに『アクタージュ act-age』という新しい連載企画が決定されます。この作品の背景には、数年後の物語が描かれ、彼にとって大きなチャンスとなりました。しかし、この成功は長くは続かず、2020年に原作者のマツキが不祥事を起こし、連載は未完のまま終了に至ります。コミックスは無期限の販売停止となり、宇佐崎にとっては非常に苦しい状況となりました。

趣味・好きな作品

宇佐崎は趣味として万年筆を集めることを楽しんでおり、彼の作品に対する情熱はその趣味にも反映されています。また、好きな作品には「ワールドトリガー」や「左門くんはサモナー」などがあり、これらの作品からも多くの影響を受けていると言われています。

主な作品リスト

宇佐崎しろの代表的な作品には以下があります：

• - 阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ（原作：マツキタツヤ、2017年） - デビュー作として注目される。
• - アクタージュ act-age（原作：マツキタツヤ、2018年-2020年） - 連載を行ったが、未完で終了。
• - 炎眼のサイクロプス（原作：石川理武、2021年） - 読切作。
• - キミと青いヨルの（原作：きださおり、2023年） - 読切作。

イラスト作品

彼はイラストレーターとしても活躍しており、Vtuberのイベントやアルバムのジャケット、リアル脱出ゲームのビジュアルイラストなど、多岐にわたるプロジェクトに参加しています。特に、Vtuber「剣持刀也」のイベントや花譜のアルバム「魔法」のジャケットイラストなどは、彼の独自の視点が詰まった作品として評価されています。

宇佐崎しろは、イラストと漫画の両方でクリエイティブな力を発揮しており、今後の活動にも注目が集まっています。

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