安曇野市豊科近代美術館

安曇野市豊科近代美術館：安曇野の文化を彩る芸術の殿堂

長野県安曇野市豊科にある安曇野市豊科近代美術館は、1992年の開館以来、地域に愛される文化施設として親しまれています。かつて豊科町立豊科中学校があった場所に建設され、歴史を感じさせる趣のある建物が特徴です。安曇野市役所にも隣接しており、アクセスも良好です。

美術館の歴史と改称

1985年に閉校した旧豊科町立豊科中学校の跡地を有効活用する形で、美術館は誕生しました。「豊科近代美術館」として開館後、2005年の安曇野市発足に伴い、「安曇野市豊科近代美術館」へと改称されました。長年にわたり、地域住民や多くの来館者に、芸術と文化の触れ合う場を提供し続けています。2022年には、改組新第8回日展を開催するなど、活気あふれる活動を展開しています。

多彩な収蔵品：近代美術から郷土の芸術まで

美術館の大きな魅力は、質の高い収蔵品の数々です。常設展示として、彫刻家・高田博厚の作品や、森鷗外ともゆかりのある画家・宮芳平の洋画が鑑賞できます。信州で活躍した洋画家、小林邦のデッサン作品も収蔵・展示され、郷土の芸術家の作品に触れる機会も提供されています。さらに、フランスで活躍した安曇野市出身の画家、奥村光正の作品も収蔵・展示されており、国際的な視点を取り入れたコレクションとなっています。これらの作品を通して、来館者は日本の近代美術から、地元安曇野の豊かな芸術文化まで、幅広く楽しむことができます。

アクセスと開館情報

美術館は、安曇野市豊科5609-3に位置しています。公共交通機関では、安曇野市豊科地域振興バスを利用できます（平日と祝日のみ運行）。

開館時間は9:00～17:00（入館は16:30まで）で、休館日は月曜日と祝祭日の翌日、12月28日～1月4日です。

入場料は、個人で大人500円、大学生・高校生300円、中学生・小学生150円。20名以上の団体割引も用意されています。

安曇野アートラインと周辺施設

安曇野市豊科近代美術館は、安曇野アートラインの加盟施設でもあります。安曇野アートラインは、安曇野市内の美術館や文化施設を巡るルートで、地域全体の芸術文化振興に貢献しています。美術館周辺には、安曇野市豊科郷土博物館、田淵行男記念館、飯沼飛行士記念館など、魅力的な文化施設も多く点在しており、合わせて訪れることで、安曇野の豊かな歴史と文化を満喫することができます。

公式ウェブサイト、Instagram、YouTubeチャンネルも開設されており、最新情報やイベント情報などを確認することができます。安曇野を訪れた際は、ぜひ安曇野市豊科近代美術館で、芸術と文化の豊かな時間を過ごしてみてください。

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