宮城野通駅

宮城野通駅：仙台市中心部へのアクセス拠点

宮城野通駅は、仙台市宮城野区榴岡四丁目に位置する仙台市地下鉄東西線の駅です。駅番号はT08で、2015年12月6日に開業しました。開業前は仮称として「新寺駅」が用いられていましたが、最終的には周辺の通り名から「宮城野通駅」と命名されました。これは、榴岡という地名とJR仙石線の榴ケ岡駅との混同を防ぐため、かつ近隣の寺院が多い点を考慮した結果です。

歴史と駅構造

仙台市営地下鉄は開業当初、宮城野区を通っていませんでしたが、東西線の開通により、この地域にも地下鉄が延伸し、宮城野通駅が誕生しました。駅は東八番丁通り下に位置し、駅名となっている宮城野通からはやや離れた場所に位置しています。JR仙台駅仙石線ホームに近接していますが、地下道による直通接続はなく、一旦地上に出る必要があります。

駅構造は、地上から地下4階（約31m）にホームが設置されています。北1・2出口と南1出口の3ヶ所の出口があり、北1出口は階段とエスカレーターが離れて設置され、エレベーターは南1出口付近にのみ設置されています。これは、スペースの制約によるものです。

駅周辺の施設とアクセス

宮城野通駅周辺は、商業施設や教育機関、公共施設が充実しています。徒歩圏内には、パルシティ仙台、ヨドバシ仙台第2ビル、仙台アンパンマンこどもミュージアム＆モール、仙台市生涯学習支援センター、仙台市榴岡図書館、ハローワーク仙台などがあります。また、東北福祉大学仙台駅東口キャンパスも近隣に位置し、学生の利用も多いです。

さらに、JR仙台駅東口も近いため、在来線や新幹線へのアクセスも容易です。バス路線も利用でき、新寺通沿いの「新寺三丁目西停留所」から路線バスを利用できます。高速バスについては、仙台駅東口バスプールをご利用ください。

利用状況と将来展望

2022年度の1日平均乗車人員は3,253人でした。開業時には3,948人を見込んでいましたが、これはコロナ禍の影響なども考慮すると、妥当な範囲と言えるでしょう。今後、周辺地域の開発や人口増加に伴い、利用者数の増加が期待されます。

まとめ

宮城野通駅は、仙台市中心部へのアクセスが容易で、周辺環境も充実した利便性の高い駅です。商業、教育、公共施設がバランス良く配置され、幅広い層の利用が見込まれます。今後、さらなる発展が期待される地域の中核的な駅として、その役割を担っていくことでしょう。

もう一度検索