宮崎日日新聞

宮崎日日新聞の概要

宮崎日日新聞（みやざきにちにちしんぶん）は、宮崎県を拠点に発行される日刊新聞です。発行元は株式会社宮崎日日新聞社で、地域では「宮日（みやにち）」という略称で親しまれています。1940年11月に設立され、日本全国のニュースに加え、特に地元宮崎の情報を広く網羅することを目指しています。

創刊と名称変更の歴史

宮崎日日新聞は、当初「日向日日新聞」としてスタートしました。この創刊時には、九つの日刊新聞が統合されており、多様な情報源から一つに集約されました。1961年1月には現在の「宮崎日日新聞」として名称が変更され、さらに発展を遂げました。これにより、地元の声をより強く、明確に伝える媒体としての役割を果たしています。

記事内容と特集

宮崎日日新聞は、国内外のニュースを広く取り入れつつ、特に宮崎県に関連する情報を中心にした内容で知られています。毎週木曜日には「宮日生活情報誌 きゅんと」、土曜日には「宮日こども新聞」を発行しており、子どもたちやその家族に楽しんでもらえるよう工夫がされています。また、季節ごとには「宮日ホームマガジン『らぴあ rapia』」が全戸向けに配布され、多様なテーマで読者を楽しませています。

デジタルにはじめた夕刊

2018年4月には、66年ぶりに夕刊の発行を再開し、その名を「デジタル夕刊 プレみや」としました。この新しい夕刊は、新聞を定期購入している人たちを対象に、インターネット上で一部の記事を無料で閲覧できるサービスを提供しています。これにより、デジタル技術への対応も進めています。

SDGsへの取り組み

2020年11月には、創刊80周年を迎えたことを機に「SDGs宣言」を発表しました。これに続いて、2021年には国連主導の報道機関の枠組みである「SDGsメディア・コンパクト」に九州地方の新聞として初めて加盟しています。持続可能な社会の実現に向けた活動に積極的に参加している姿勢が伺えます。

新聞価格改定

2024年4月1日より、月極め購読料が3300円から3900円、単部売り価格が150円から180円に改定されることが発表されました。これは、最近の物価高によって新聞作成にかかるコストが急上昇したためで、特に新聞用紙の値上げが大きな影響を及ぼしています。。

本社と支社

宮崎県宮崎市高千穂通に本社を構え、さらに東京、大阪、福岡といった大都市にも支社を持っています。また、印刷工場も宮崎市に設置されており、地元の新聞としての役割を果たしています。将来的にはエフエム宮崎も同じビルに入居する予定で、情報発信の拠点としてさらなる活発化が期待されています。

メディアとの連携

宮崎日日新聞は、地域のテレビ局やラジオ局とも連携を持ちながら、多様なメディアを通じて情報提供を行っています。特にエフエム宮崎とは密接な関係を持ち、その株主として地元の文化にも寄与しています。

このように、宮崎日日新聞は地域社会に根差し、144年以上の長い歴史を有する新聞として、今後も多様な情報を発信し続けることでしょう。

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