富士サファリパーク

富士サファリパーク

富士サファリパークは、静岡県裾野市に位置する、広大な敷地を誇る日本最大級のサファリパークです。北緯35度15分35.9秒、東経138度48分38.2秒に位置し、富士山の麓という自然豊かな環境で、多種多様な動物たちが飼育されています。

施設概要

このサファリパークの最大の特徴は、自家用車や専用バス、GPSナビゲーションカーを利用して、広大なサファリゾーンを巡りながら、動物たちの生態を間近で観察できることです。その規模は日本最大級で、群馬サファリパークなど他のサファリパークを大きく凌駕します。サファリゾーン以外にも、自然散策や動物観察が楽しめるウォーキングサファリ（冬季休業）、動物との触れ合いや餌やり体験ができるふれあい広場、猫や犬と触れ合える館など、様々な施設があります。

また、特徴的なテレビCMソングは、全国的な知名度を高める要因の一つです。

動物たち

猛獣

ライオン：約71頭（2022年4月現在）が飼育されており、その迫力ある姿を間近で見ることができます。ライオンの子供との写真撮影イベントも人気があります。
チーター：健康維持のための全力疾走ショー（不定期開催）が実施されており、その俊敏な動きを体感できます。現在、11頭が飼育されています。
ヒョウ：2012年には、クロヒョウの赤ちゃんが2頭誕生しました。これは、珍しい黒変種で、一頭は人工哺育で育てられた後、親元に戻されました。

ゾウ：2012年には、日本国内で5例目となるアジアゾウの出産に成功しました。生まれた仔ゾウは「ガーム」と名付けられ、一時人工哺乳されましたが、その後母親のもとで成長しました。

その他の動物たち

園内には、クマ、トラ、様々な草食動物など、数多くの動物たちが飼育されています。

各ゾーンの紹介

サファリゾーン

クマゾーン
ライオンゾーン
トラゾーン
チーターゾーン
ゾウゾーン
一般草食ゾーン
山岳草食ゾーン

ふれあいゾーン

ふれあい牧場
どうぶつ村
ネコの館
イヌの館
ウサギの館
昆虫サファリ

CMについて

富士サファリパークのCMソングは、一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディーで有名です。串田アキラさんが歌うこの曲は、ライオン、ゾウ、クマについて歌われており、フルコーラスは約30秒です。通信カラオケでも配信されています。

歴史

1980年4月23日：開園。
2005年10月：ヒグマによる事故で休園。その後、安全対策を施し営業再開。
2012年6月：クロヒョウの仔が誕生。
* 2012年10月：アジアゾウの出産に成功。同月、飼育員がゾウに襲われ死亡する事故が発生し、一時休園。

開園前の論点

当初、建設予定地が国立公園区域内であったため、静岡県が区域外への変更を指示しました。建設に際しては、環境影響評価が行われ、問題がないことが確認されました。また、開発区域の付近住民からの訴訟は、住民の請求権が認められず棄却されました。

まとめ

富士サファリパークは、動物を間近に観察できるだけでなく、ふれあい体験やイベントなど、様々な楽しみ方ができる魅力的なサファリパークです。家族連れや動物好きには、ぜひ訪れていただきたい場所です。

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