富山市総合体育館

富山市総合体育館：スポーツとエンターテインメントの拠点

富山市総合体育館は、富山県富山市湊入船町に位置する、国内屈指のスポーツ施設です。1997年の着工から1999年の完成まで、2000年とやま国体開催に向けた整備事業の一環として旧富山市体育館の跡地に建設されました。

多様なスポーツイベントに対応する充実の設備

この体育館は、国際規模の大会に対応できるよう、最新の設備と広大な空間を備えています。

第1アリーナは、バスケットボール2面、バレーボール3面、バドミントン12面など、多様な競技に対応可能な広さ（57.6m×44m）を誇り、4,650席の観覧席を有します。特に注目すべきは、アリーナ中央天井に設置された天井吊り下ボックス型130インチ4面LEDビジョンと、リング状のビジョンです。これらの高性能ビジョンは、迫力ある映像演出や試合情報の表示を可能にし、観客の観戦体験を向上させています。

第2アリーナも、バスケットボールやバレーボール、バドミントンの試合などが開催できる広さ（38.5m×30m）を備え、200席の観覧席があります。その他、体操練習場、弓道練習場、ボクシング室、卓球練習場、ランニングコースといった、多様な競技に対応した練習施設も充実しています。

多様なイベント開催実績

富山市総合体育館は、その規模と設備から、数多くのスポーツイベントの開催実績を誇ります。

ワールドカップバレーボール：1999年以降、継続して大会のBサイト会場として利用されています。
Bリーグ・富山グラウジーズのホームアリーナ：地元のプロバスケットボールチームのホームゲーム会場として、毎シーズン多くのファンを集めています。
Vリーグプレミアリーグ：バレーボールのトップリーグの試合も開催されています。
TOKYO GIRLS COLLECTION：2018年には、北陸地方初となるファッションショーも開催されました。

これ以外にも、様々な競技大会やイベントが開催されており、地域住民のスポーツ振興に大きく貢献しています。

アクセスと周辺環境

富山市総合体育館は、JR富山駅から徒歩約10分というアクセス抜群の立地にあります。さらに、富岩運河環水公園に隣接しており、緑豊かな環境の中でスポーツを楽しむことができます。

旧富山市体育館の歴史

現在の富山市総合体育館が建設される以前には、富山市牛島本町に旧富山市体育館がありました。1958年の完成から2000年まで、多くのスポーツイベントや成人式会場として利用され、プロレスやプロボクシングの世界タイトルマッチも開催されるなど、富山市のスポーツ史に重要な役割を果たしました。ジャイアント馬場とアントニオ猪木の初シングルマッチも、この体育館で開催されました。老朽化のため解体されましたが、その歴史は現在も語り継がれています。

まとめ

富山市総合体育館は、最新の設備とアクセス性の良さを兼ね備えた、国内でも有数のスポーツ施設です。国際的な大会から地域住民向けのイベントまで、幅広いニーズに対応できることから、スポーツ振興と地域活性化に大きな役割を果たしています。今後も、スポーツを通じた地域社会への貢献が期待されます。

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