富山産業展示館

富山産業展示館（テクノホール）

富山産業展示館は、富山県富山市友杉に所在し、正式名称は富山産業展示館です。この施設は一般財団法人富山産業展示館によって運営されており、1983年に開館しました。愛称の「テクノホール」は、富山県が進めていたテクノポリス構想に由来しており、地域の産業活性化を目指す象徴的な施設として設計されました。

概要

この展示館は、富山県置県100周年を記念して建設されたもので、富山県、富山市、富山商工会議所の協力により、総工費22億円をかけて完成しました。館内には、大展示場や各種会議室が備わっており、国際見本市や物産展示会、新車や中古車の展示販売など、多様な用途で使用されています。また、さまざまな興行イベントやコンサートでも利用され、地域における重要な文化・商業の拠点となっています。

2017年には隣接地に第2展示場がオープンし、これにより施設の規模がさらに拡張されました。

新展示場の増築

富山のテクノホールは、州間競争が激化する中、施設の拡充が求められていました。新たな大規模イベントを受け入れるため、隣接地に約6,000m2の新しい建物が建設され、主に展示場として整備されました。この改修により、大展示場は約7,000m2へと倍増し、複数のイベントを同時に開催することが可能になりました。

また、駐車場も300台から約700台へと拡充され、合計約1,000台の車両が収容可能です。新展示場は2017年10月26日に開館し、総事業費は約41億円を見込んでいます。休館期間中に両展示場を接続する工事が行われ、利便性が向上しました。

館内施設

東館

• - 1階

- エントランスホール
- 常設展示場（床面積120m2）：富山県内市町村の特産品を紹介。
- 東館大展示場（床面積3,363m2、天井高12m）：日本海側最大級の規模を誇り、分割利用が可能。
- 小会議室
- 主催者室（3室、各30m2）
- 自販機休憩コーナー
- 更衣室・シャワー室
- 倉庫、事務室、応接室

• - 2階

- 大会議室（300m2）：分割利用可能。
- 商談室（3室）
- 控室

西館（新展示場）

• - ホワイエ（1,091m2）：両展示場をつなぐ交流スペース。
• - 西館大展示場（3,634m2、天井高9m）：分割利用が可能。
• - 商談室（5室、各31m2〜45m2）
• - 控室、授乳室、パントリー、倉庫

屋外

• - 屋外展示場（920m2）
• - お祭り広場（1,002m2）
• - 駐車場（約1,000台）

アクセス

富山産業展示館へのアクセスは、北陸自動車道富山ICから車で約5分、富山空港から徒歩で約10分または車で約3分です。JR富山駅からはバスやタクシーを利用することもでき、イベント開催時には臨時バスが運行されることがあります。

周辺施設

展示館の周辺には、富山空港、富山県総合体育センター、富山南総合公園、そして富山能楽堂などの文化施設が点在し、アクセスも良好です。富山市体育文化センターも近隣に位置しています。

富山産業展示館は、地域の産業の振興と文化の発展に寄与する、重要な役割を果たしています。

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