富樫敬真

富樫 敬真（とがし けいまん）

富樫敬真は、1993年8月10日生まれのプロサッカー選手で、アメリカのニューヨーク州が出身地です。現在はJリーグのサガン鳥栖に所属しており、主にフォワード（FW）としてプレーしています。彼は特に、両親の影響を受けた多国籍の背景を持つ選手としても知られています。

プロ入り前の経歴

富樫は幼少期に家族と共に横浜市へ移住しました。横浜市立駒林小学校に通い、サッカーに情熱を注ぎました。中学時代には横浜F・マリノスのジュニアユースに参加し、将来への道を歩み始めました。高校は日本大学高等学校を経て、関東学院大学に進学しましたが、横浜FMの練習生としての経験を通じてプロの道を志すことになります。

2015年の8月、横浜F・マリノスに特別指定選手として登録され、同年の9月19日にFC東京戦でJ1デビューを果たします。この試合では後半に出場し、デビュー戦でのゴールを記録する快挙を達成しました。

横浜F・マリノス時代

2016年からは横浜F・マリノスの正式な選手として活動を開始し、新たなステージに進みました。3月12日には公式戦で初めて先発出場し、アルビレックス新潟戦でプロ初ゴールを決めました。5月にはU-23日本代表に選ばれ、初めての国際舞台を経験しますが、オリンピックメンバーには選ばれませんでした。

FC東京への移籍

2018年にFC東京に期限付き移籍し、古巣との試合で得点を決めるなど健闘したものの、得点数は1に留まりました。ポジション争いに敗れることもありましたが、成長の機会と捉えた様です。

FC町田ゼルビアでの活躍

同年の12月、FC町田ゼルビアに完全移籍。開幕戦で早速ゴールを決め、シーズンを通じて30試合に出場しチームの得点源となります。特に5得点を挙げ、チームで2位の成績を残しました。「自分の実力を証明できたシーズンだった」と語る富樫は、さらなる飛躍を目指しました。

V・ファーレン長崎とベガルタ仙台

2019年12月、FC町田ゼルビアからV・ファーレン長崎に移籍し、ここでも背番号9を背負いました。このシーズンに記録した7ゴールは自己最多で、エースとしての存在感を示しました。その後2021年にはベガルタ仙台へ完全移籍します。

サガン鳥栖への移籍

2022年11月にはサガン鳥栖への移籍が発表され、現在も活躍を続けています。彼の得点力とプレースタイルは、ファンから大いに支持されています。

私生活

富樫敬真は日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフで、両親が新婚旅行で訪れたケイマン諸島に由来する名前を持っています。2019年にはダンス&ボーカルグループFlowerの中島美央さんとの結婚を発表し、2020年には第1子女児、2023年には第2子男児が誕生しています。多忙なサッカー選手としての生活の中で、家族との時間も大切にしているようです。

所属クラブの変遷

• - 駒林SC（横浜市立駒林小学校） 2006年 - 2008年
• - 横浜F・マリノスジュニアユース（横浜市立日吉台西中学校） 2009年 - 2011年
• - 日本大学高等学校 2012年 - 2015年
• - 関東学院大学 2015年
• - 横浜F・マリノス（特別指定選手） 2016年 - 2018年
• - FC東京（期限付き移籍） 2018年
• - FC町田ゼルビア 2019年
• - V・ファーレン長崎 2020年 - 2021年8月
• - ベガルタ仙台 2021年8月 - 2022年
• - サガン鳥栖 2023年 -

富樫敬真はその成長と活躍が期待されている選手で、今後の更なる飛躍が楽しみです。

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