射水市大島絵本館

射水市大島絵本館の紹介

射水市大島絵本館は、富山県射水市鳥取に位置する絵本に特化した公立の博物館です。本施設は1994年に開館し、その後の合併を経て2005年に現在の名称に改称されました。館は絵本文化の振興を図り、地域住民と訪問者の交流の場を提供しています。大島町が推進したこのプロジェクトは地域活性化の一環として、郷土文化を再認識させるとともに、住民の創造意欲を刺激し、豊かな生活をもたらすことを目指しています。

開館の背景

大島町が企画した絵本「おおしまふるさと絵本」は、地域の古事記や民話をベースにしています。この絵本の刊行を契機に、地域を「絵本の街」として位置づけ、文化事業の中心となる施設の設立が決定しました。射水市大島絵本館は、絵本を通じて人々をつなぎ、地域の魅力を広める場として機能しています。

施設概要

大島絵本館は鉄筋コンクリートと一部鉄骨造りの建物で、地上2階、地下1階の計3フロアから成り、延床面積は2405.75平方メートルです。館内は多様な機能を持つスペースが用意されています。開館日は火曜日から日曜日で、月曜日と年末年始は休館となります。開館時間は9時30分から17時30分までです。入館料金は大人600円、高校生300円、小中生100円です。

館内設備

ライブラリー

ライブラリーでは、30カ国からの新旧約1万冊の絵本が取り揃えられ、独自の「大島絵本館方式」に基づいて14分類されています。この多彩なコレクションでは、国内外のさまざまな絵本を楽しむことができ、訪れる人々が絵本の世界に触れることができます。

ギャラリー

ギャラリーでは、国内外の著名な絵本作家の原画展が開催され、多くの人々が創作の裏側を体験できる貴重な機会を提供しています。

カフェギャラリー

カフェギャラリーには、絵や写真などの作品展を行うスペースもあり、訪問者は作品を楽しみながらリラックスした時間を過ごすことができます。

ワークショップ

絵本作りや多様な工作を楽しめるワークショップが用意されており、自分だけのオリジナル作品を作ることができます。用意されたキットから選ぶことで、誰でも手軽に創作活動を楽しむことができます。

CGワークショップ

パソコンを使ったCGワークショップもあり、楽しみながら絵本の1ページを作成し、その作品をさまざまなグッズに変えることもできる教育的な体験が用意されています。

パフォーマンスホール

開放的な空間のパフォーマンスホールでは、アートや作品の展示、紙芝居、人形劇、音楽イベントなど様々な表現活動を行うことができます。

シアター

約200席のシアターでは、絵本をテーマにしたムービーや演劇、ミュージカル、講演など、さまざまなパフォーマンスが行われ、地域の文化活動の拠点として活用されています。

庭園

また、敷地内には絵本ふれあいパークが広がっており、緑豊かな環境でリラックスしたり、子どもたちが遊んだりできるエリアがあります。

周辺施設

周辺には鳥取の里や大島中央公園、射水市大島弓道場、ヨシダ大島体育館などの施設もあり、訪問者は多様なアクティビティを楽しむことができます。

射水市大島絵本館は、ただの博物館を超えて、地域の文化を発信し、人々が集い交流する場として重要な役割を果たしています。

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