小幡竜平

小幡 竜平選手のプロフィールと経歴

基本情報

小幡竜平（おばた りゅうへい）は、2000年9月21日生まれのプロ野球選手であり、内野手として阪神タイガースに所属しています。彼は大分県大分市出身で、右投左打のスタイルを持つ選手です。

プロ入り前の経歴

小学校3年生でソフトボールを始めた小幡は、中学校では大分明野ボーイズに所属し、遊撃手と投手を兼任して活躍しました。その後、延岡学園高校に進学し、内野手として勝利に貢献しました。特に2年生の頃には「4番・遊撃手」として目覚ましい成績を残し、春の選抜大会にも出場。U18野球日本代表の壮行試合にも出場するなど、将来が期待される選手として注目を集めました。

2018年のNPBドラフトで阪神タイガースから2位指名を受け、プロ入りを果たしました。契約金は6000万円、年俸は720万円（推定）で、背番号は38番に決まりました。

阪神タイガースでのキャリア

小幡のプロ入り後、2019年には一軍公式戦デビューを果たすことはありませんでしたが、ウエスタン・リーグ選抜チームの一員としてフレッシュオールスターゲームに出場しました。この年は99試合に出場し、打率.225という成績を残しました。

2020年には新型コロナウイルスの影響を受けながらも、ウエスタン・リーグで31試合出場し打率.277を記録。8月には一軍登録され、対東京ヤクルトスワローズ戦で初の一軍出場を果たしました。その後は主に遊撃手として6試合連続でスタメンに起用され、目覚ましい活躍を見せました。最終的には54試合に出場し、打率.220という成績を収めました。

2021年は、主に代走や守備固めとして43試合に出場。2022年にはプロ通算194打席目にして初本塁打を記録するなど、確かな成長を見せました。しかし、シーズン終了後の契約更改では打撃成績に基づき契約内容が変動しました。

2023年シーズンでは開幕戦で先発出場し続け、その後も出場機会を維持。47試合で打率.282を記録し、特に延長戦でのサヨナラ安打は印象的でした。シーズンを通じて一軍に帯同しつつ、自身の成績を向上させました。

特徴と評価

小幡選手の身体能力は非常に高く、50m走を6秒1、遠投110mという記録を持ちます。打撃は広角に打ち分ける技術を持ち、特に守備ではスローイングが評価されています。一方で、一軍デビュー年に守備ミスが目立ったため、その後は鍛錬を重ねています。また、内野手としての卓越した成績から「鳥谷2世」とも呼ばれています。これは、阪神タイガースの名選手・鳥谷敬選手に対する憧れが影響していると言われます。

プライベート

彼の愛称は、お笑い芸人のおばたのお兄さんにちなんだ「お兄さん」で、ファンには親しみを持たれています。中でも、ベリーグッドマンのMOCA氏と関係があり、登場曲に彼の曲を使うなどの活動も行っています。小幡選手は、コロナウイルス感染予防のための措置を受けたり、意欲的に試合に出場したりするなど、プロ選手としての道を着実に歩んでいます。彼のこれからの成長が期待されます。

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