小林信也

小林 信也の歩み

小林信也（こばやし のぶや）は1956年、新潟県長岡市に生まれました。彼は新潟県立長岡高等学校を卒業後、慶應義塾大学法学部法律学科で学びました。高校時代に野球部で投手として活躍し、新潟県大会で優勝を果たしました。しかし、彼の野球への情熱は大学時代に挫折を味わいます。その後、音楽の道を模索するも才能の限界を感じ、2年生の春にフリスビーに出会い、その道を進むことになります。

1976年には名古屋での全国大会で強豪として知られるプレーヤーと競い、秋には日米フリスビーチャンピオンシップの日本代表に選出されます。この経験がきっかけで、彼は1990年代に北米で初の「ワールドクラス・フリスビー・マスター」に認定され、「フリスビー24時間マラソン」のギネス世界記録を樹立することに成功しました。日本へ帰国後は、マガジンハウスの「ポパイ」でフリスビーのコラムを執筆し、スポーツライターとしてのキャリアをスタートしました。

さらに1977年にはカリフォルニア州のローズボウルで開催された世界フリスビー選手権に日本代表として出場し、ディスクゴルフ日本選手権に優勝。1995年には国際大会ジャパン・オープンのマスター部門で初優勝を果たし、同年に「世界ディスクゴルフ名誉の殿堂」にも名を刻みました。

大学卒業後は筑波大学の体育研究室で研究生として活動し、その後文藝春秋社で「Sports Graphic Number」の編集部に勤務。1984年にはスポーツライターとして独立し、株式会社ヒーロー工房を設立。プロデューサーの白石宏と共に、日本のスポーツ選手のサポートや新たなスポーツの普及を支援しました。白石が米スーパーボウルやソウル五輪の選手たちをサポートする際の裏方としても活躍しました。

1995年、彼は野球漫画「クラッシュ!正宗」の原作を執筆し、その後は著書を通じてその才能を発揮しました。また、テレビやラジオのコメンテーターとしても大いに活躍し、2018年には年間300回以上の出演を果たしました。東京2020オリンピックに向けても、反対意見が多い中で国民に対し開催の意義を説く立場を取り続けました。

また、YOSHIKIの伝記『蒼い血の微笑』や自身のカツラ体験を基にした『カツラーの秘密』など、多岐にわたるテーマで執筆を続けています。特にスポーツに関しては、週刊新潮で連載を持ち、インターネットでも時事コラムを展開し、大きなアクセスを記録しています。

さらに、2022年からはYouTubeチャンネルも立ち上げ、「被爆二世」としての視点から平和に関する提言を行っています。

主な著書

• - 『フリスビーがうまくなる本』
• - 『蒼い血の微笑』
• - 『カツラーの秘密』
• - 『高校野球が危ない！』

など、彼の著書は多岐にわたります。

名実共に多才な才能を持つ小林信也は、スポーツ、文筆活動を通じて日本の文化に多大な影響を与え続けています。

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