小林祐三

小林祐三

小林祐三（こばやし ゆうぞう、1985年11月15日生まれ）は、元プロサッカー選手であり、東京都羽村市出身のディフェンダーです。特に右サイドバックとして知られ、複数のクラブで公式戦に出場し続けました。サッカーを五歳から始め、彼のキャリアは早くからの活躍が期待されるものでした。

サッカーの経歴

小林は、地元のクラブチームでの経験を積んだ後、中学校の時に埼玉県の熊谷市に引っ越し、上里FCに入団。このクラブでは埼玉県選抜に選ばれ、ブラジル遠征にも参加するなど、才能を開花させました。その後、静岡学園高校に進学し、2003年にはU-18日本代表に選出。2005 FIFAワールドユース選手権に出場し、若き日の本田圭佑とも共演しました。

2004年には、柏レイソルに入団しました。初年度から試合に出場したものの、レギュラーの座を掴むには至らず、チームはJ1最下位に苦しむことになります。しかし、持ち前の柔軟性を活かし、退場処分を受ける場面もありましたが、個人的にはワールドユースでの16強進出に貢献しました。

2006年、チームがJ2に降格しましたが、小林は41試合に出場し、DFラインの中心として活躍し、1年でJ1復帰を果たします。2007年からは新加入の古賀正紘と共にDFラインを形成し、チームの守備の要となりました。

その後も彼はDFとしての役割をしっかり果たし、特に2008年には天皇杯準優勝に大きく貢献しました。2009年からはポジションが右SBに変わり、2010年には安定したプレーが光りました。この頃から彼のスタミナとスピードがさらに磨かれ、右SBに完全に定着しました。

移籍と後のキャリア

小林は2011年に横浜F・マリノスに移籍し、初年度から右SBとしてのレギュラーに定着。2013年には天皇杯で初めて優勝を経験し、さらにはJ1での優秀選手賞も受賞しました。2016年11月、横浜FMを契約満了で退団し、その数日後にはJ1通算300試合出場を達成しました。

退団後、サガン鳥栖との契約が結ばれ、2020年にはチームキャプテンを務めた後、2021年にプロ選手としての引退を発表します。その後、Criacao Shinjukuに所属し、地域リーグでのJFL昇格に貢献しました。

2022年には、サガン鳥栖のスポーツダイレクターに就任し、強化担当の役割も担いました。

趣味とプライベート

小林は多趣味な人物であり、音楽や漫画、アニメ、ゲームに対する深い関心を持っています。彼は選手会の活動の一環でDJイベントを主宰したり、ポッドキャストを立ち上げたりするなど、様々なメディアに関わってきました。従って、サッカー選手としてのキャリアを通じて培った人脈を活かし、スポーツ以外の分野でも活動を広げているのです。彼の多様な才能が、選手引退後の生活にもどう活かされていくのか、今後の活動にも期待が寄せられています。

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