小田井駅

小田井駅について

小田井駅は愛知県名古屋市西区八筋町に位置する、東海交通事業が運営する城北線の駅です。この駅は1991年12月1日に開業し、以来多くの利用客に親しまれています。現在、高架構造の島式ホームを一面二線有しており、4階にホームがあります。高架は名鉄犬山線と名古屋市営地下鉄の鶴舞線の高架橋を越えた位置にあり、景観も抜群です。

駅構造とバリアフリー

小田井駅は、無人駅として運営されているため、駅内には乗車券の自動販売機は設置されていません。運賃の精算は車内で行う仕様となっています。この駅は、JR東海との共同使用駅でない限り、城北線で唯一エレベーターを備えているため、利用者にとって非常に便利です。ただし、ホームの片側が寄っているため、将来的にホームの2面4線化が可能なスペースは確保されていますが、現在はその予定はなく、当該用地は駐車場として使用されています。

利便性と利用状況

駅周辺は名古屋市内でありながら、ICカード（manacaやTOICA）の利用ができないため、敬老パスも使用できません。このため、利便性が悪く、相対的に乗車人数が少ない傾向にあります。「名古屋市統計年鑑」によると、一日の平均乗車人員は2008年度で179人から2020年度では188人と変動はありますが、全体的には少数に留まっています。しかし、地域住民にとっては重要な交通手段であり、駅の利用は続いています。

周辺施設

小田井駅から西へ約50メートルのところには、東海交通事業の本社内に「鉄道部」事務所があります。ここでは定期乗車券や回数券、記念乗車券が発行されており、乗務員の交代も行われています。このように、小田井駅は無人駅でありながらも、地域に根ざした機能を持っています。また、駅の周辺には少量の生活施設が点在し、地元住民の生活を支えています。

隣接駅

小田井駅の隣には、東海交通事業の城北線の比良駅と尾張星の宮駅があります。これらの駅と連携して、地域の交通網を形成しており、乗車客にとって便利な移動手段となっています。

結論

小田井駅は、高架駅でありながら無人で運営されているため、便利な面と不便な面が共存しています。歴史を誇る駅として地域の交通の一部を担い、利用者のニーズに応える努力を続けています。名古屋市内でも特異な立地条件にあり、日常の移動に不可欠な存在であり続けています。

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