小真木原公園

小真木原公園について

小真木原公園（こまぎはらこうえん）は、山形県鶴岡市に位置する広大な運動公園です。この公園の開設は、昭和40年代にさかのぼります。当時、鶴岡市内では公園や体育施設の整備が不十分で、地域住民のニーズに応えられていない状況がありました。特に、体育施設はさまざまな競技に対応していましたが、それらの施設が市内に点在しており、立地や施設の老朽化、さらには駐車場の不足から利用が困難でした。このような問題を解決するため、1974年に鶴岡市総合運動場建設調査委員会が設立され、公園の建設計画が提案されました。

この提案を受けて、1975年度に「小真木原公園」の整備事業が始まり、1995年に事業が完了しました。この整備には、約63億51百万円がかかり、地域住民にとって貴重なスポーツの場が提供されることとなりました。

小真木原公園は、1981年に策定された「緑のマスタープラン」の一環として、南北軸の南端に位置し、金峯山の山すそに広がっています。公園の地形は丘陵地帯であり、市街地よりもやや高い位置に設置されています。公園内には、さまざまなスポーツ施設が整備されており、小真木原総合体育館や朝暘武道館、鶴岡市小真木原陸上競技場などが含まれています。

これらの施設は、1997年に開催されたべにばな国体のためのメイン会場としても使用され、地域のスポーツ振興に寄与しました。また、老朽化した鶴岡市野球場が公園内に新たに整備され、1999年には「鶴岡市小真木原野球場」として開場しました。

公園内の施設は多様で、以下のようなスポーツ施設があります。

• - 小真木原総合体育館（つるしんアリーナ小真木原）
• - 朝暘武道館
• - 鶴岡市小真木原陸上競技場
• - 鶴岡市小真木原野球場（鶴岡ドリームスタジアム）
• - 小真木原テニスコート
• - 小真木原スケート場（冬季のみ）
• - 小真木原相撲場
• - 屋内相撲場
• - 東多目的広場
• - 南多目的広場
• - いこいの広場
• - こども広場

アクセスについては、最寄りの交通機関としてJR羽越本線の鶴岡駅があり、駅から公園まではバスで約20分です。また、周辺には鶴岡市立第四中学校や山形県立鶴岡高等養護学校、鶴岡工業高等専門学校が位置しています。これにより、地域の教育機関との連携も見込まれています。さらに、公園では国際バドミントンU16庄内大会などのイベントも行われており、地域活性化やスポーツの普及に貢献しています。

小真木原公園は、地域住民にとって多様なスポーツを楽しむための貴重な場であり、健康促進や交流の場としても大きな役割を果たしています。

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