小野泰己

小野 泰己選手について

概要

小野泰己（おのたいき）は、1994年5月30日生まれで福岡県北九州市出身のプロ野球選手です。オリックス・バファローズに所属し、ポジションは投手です。彼は右投右打で、多彩な投球スタイルを持ち、特にストレートの速球が評価されています。

経歴

プロ入り前

小野は北九州市立大原小学校でソフトボールを始め、その後上津役中学校で軟式野球を経験しました。高校は折尾愛真高校に進学し、1年生からベンチ入りを果たしましたが、甲子園出場は実現しませんでした。3年生の秋にはプロ志望届を提出するも指名を受けず、富士大学へ進学しました。

富士大学では、2年次からリーグ戦に出場し、3年次には全試合で勝利を収め最優秀防御率を獲得。4年次にも好成績を収め、大学通算での成績は12勝1敗を記録しました。この素晴らしい成績を受けて、2016年のドラフトで阪神タイガースから2位指名を受けて入団しました。

阪神タイガース時代

小野は入団初年からオープン戦に登場し、高い期待を寄せられましたが、公式戦では成績が安定しませんでした。2017年には15試合に先発し、2勝7敗防御率4.35の成績を収めました。2018年は開幕ローテーションに名を連ね、7勝を上げましたが、その後は調子を崩しシーズンを4連敗で終えました。2019年には肘の不調に悩まされ、先発登板のないままシーズンを終了しました。2020年は公式戦での出番がなく、2021年も防御率が7.98と振るわない結果に終わりました。

2022年には阪神から戦力外通告を受け、その後オリックス・バファローズに育成選手として入団することが決まりました。

オリックス・バファローズ時代

オリックスに加入した小野は、まず春季キャンプでB組からスタートしましたが、その後のオープン戦での好成績を受けて、2023年4月に支配下登録されました。彼は背番号を59に変更しましたが、シーズン全体での一軍出場はわずか5試合にとどまりました。2023年10月、再度戦力外通告を受けましたが、その後育成契約により再びオリックスに残留する形となりました。

投手としての特徴

小野の投球スタイルは非常に頼りにされており、最速157km/hのストレートやスライダー、スプリット、スローカーブを駆使します。岸孝之に似た投球フォームを持つことから「岸二世」とも称されています。特にストレートに関しては、金本監督から将来のエース候補として高く評価されるなど、期待されています。

人物・エピソード

「泰己」という名前は、父が競馬好きであることに由来しています。高校時代にサインをもらったコーチに感動し、ファンにもサインを大切にするようになりました。また、2020年には福岡出身の一般女性と結婚しました。

小野泰己選手のこれからの活躍にも期待がかかります。彼がプロ野球界でどのように成長していくのか、注目していきたいと思います。

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