尼崎スポーツの森

尼崎スポーツの森

兵庫県尼崎市にある「尼崎スポーツの森」は、西日本最大の複合スポーツ施設であり、正式には「尼崎の森中央緑地スポーツ健康増進施設」として知られています。この施設は、兵庫県の都市公園である尼崎の森中央緑地内に位置し、約3.5ヘクタールの広さを誇ります。県民の健康促進および水泳競技の振興を目的として、屋内外のプールやフィットネス設備が整っています。

概要

「尼崎スポーツの森」は、兵庫県の構想に基づき、健康や文化を育む場所として位置付けられています。特に、県内の水泳競技の振興が重視されており、多様な健康増進施設が備えられています。屋外にはウォーターパーク、屋内にはフィットネスジムやプールが設置されており、地域住民や訪れる人々に利用されています。

沿革

この施設は、兵庫県と民間企業からなるSPC（特別目的会社）「あまがさき健康の森」が運営しています。2003年に兵庫県はPFI（Private Finance Initiative）事業として「尼崎の森中央緑地スポーツ健康増進施設整備事業」を発表し、SPCが設計・建設を行い、最終的に運営を担当しています。事業契約は2003年12月22日に締結され、施設は2006年5月31日に一般公開されました。事業期間は2023年までとなっています。

主な開催イベント

オープン以来、尼崎スポーツの森では多くのスポーツイベントが開催されています。例えば、2006年には国民体育大会や全国障害者スポーツ大会等、水泳競技の場として利用されました。また、2013年には日本実業団水泳競技大会も行われました。これらのイベントを通じて、施設は地域のスポーツ活動を支え続けています。

施設概要

「尼崎スポーツの森」には、以下のような多様な施設が整備されています：

• - 屋内施設

- メインプール（はばタンアリーナ50）
50m×25mの規模で、水深は0〜3mに調整可能です。また西日本初の水泳フォーム測定機器を備えています。冬季にはアイススケートリンクとしても利用されています。
- サブプール（はばタンアリーナ25）
25m×35mのプールで、幅広く最大14コースの泳道があります。ジャグジーや子供用プールも完備されています。
- 森のこども広場
子供たちが安全に遊べるネット遊具が設置されています。
- フィットネス設備
マシンジムやエアロビクススタジオがあり、プールとの組み合わせによるトレーニングが可能です。

• - 屋外施設

- ウォーターパーク（アマラーゴ）
夏季限定で営業し、2つのスライダーや3種類のプールがあります。
- フットサルパーク
FIFA公認の人工芝のフットサルコートが3面あります。
- グラウンドゴルフ
全16ホールの天然芝コースがあり、ウォーターパーク営業期間中は閉園します。

アクセス

尼崎スポーツの森へは、阪神バスの「尼崎スポーツの森」停留所が便利です。土日祝日は兵庫県の阪神出屋敷駅からシャトルバスが運行されており、また駐車場も用意されています。

このように、尼崎スポーツの森は地域のスポーツ促進と健康増進を図るため、多彩な活動を展開している施設です。

もう一度検索