尼崎医療生活協同組合

尼崎医療生活協同組合の概要

尼崎医療生活協同組合（通称：尼崎医療生協）は、兵庫県尼崎市南武庫之荘に本部を置く生活協同組合です。主に医療と福祉の分野にフォーカスを合わせ、地域住民の健康を守るためにさまざまなサービスを提供しています。

設立背景

1960年代、日本各地で深刻な大気汚染問題が発生していました。尼崎市も例外ではなく、地域住民の健康が脅かされていました。そこで、1963年に尼崎医療生活協同組合が設立され、医療と福祉の改善を目指す取り組みが始まりました。日々の健康管理だけでなく、地域全体の福祉向上を図ることを目的とした活動が続けられています。

組合員と出資金

2020年3月31日の時点で、組合員数は58,333人に達しています。また、出資金の総額は21億2,532万8,600円となっており、多くの住民がこの組合に期待を寄せていることがわかります。組合員は、医療サービスを利用するだけでなく、共同で資金を出し合うことで、より良い医療環境を作り出す役割を果たしています。

医療機関

組合の中心となる医療機関が、尼崎医療生協病院です。この病院は、地域の基幹病院として多くの患者に対応しており、高度な医療技術と温かいスタッフによる治療が評判となっています。

さらに、医科診療所も多様な診療科を設けており、全ての診療所で無料低額診療事業を実施しています。具体的には、以下のようなクリニックがあります:

• - あおぞら生協クリニック: 内科、小児科、精神科などを扱う
• - 本田診療所: 内科、小児科、皮膚科など
• - ナニワ診療所: 内科、皮膚科、放射線科など

上記の他にも、長洲診療所、潮江診療所、東尼崎診療所、戸ノ内診療所などがあり、地域住民に向けた医療サービスを展開しています。

歯科診療所

尼崎医療生協には歯科診療所もあり、こちらも無料低額診療事業が行われています。これにより、経済的負担を軽減し、地域の人々が気軽に歯科治療を受けることができる環境を提供しています。主要な歯科診療所には、生協歯科や戸ノ内歯科診療所が含まれています。

介護サービス

医療サービスの他に、老人保健施設や訪問看護ステーションなど、介護事業にも力を入れています。「ひだまりの里」という老人保健施設では、高齢者の自立支援やリハビリテーションを行っています。また、在宅での介護を支援するための訪問看護ステーションも多く設立されており、地域内での総合的な医療と介護体制が取られています。

地域に密着した取り組み

尼崎医療生活協同組合は、組合員の健康と福祉を最優先に考えた運営を行っており、地域の住民が安心して医療サービスを受けられるような環境作りに寄与しています。また、課題への迅速な対応や新しいサービスの導入も積極的に進めています。

公式ウェブサイトを通じて最新情報やサービスを確認することができ、住民にとって便利な情報源となっています。

もう一度検索