山口大学教育学部附属山口小学校

山口大学教育学部附属山口小学校について

山口大学教育学部附属山口小学校は、山口県山口市に位置する国立の小学校であり、1874年に設立されました。学校は、山口大学教育学部の附属機関としての役割を持っており、未来の教育者の育成を目的としています。2009年には創立135周年を迎え、長きにわたって教育の発展に寄与しています。

歴史

この小学校の起源は、1874年に設立された「山口県教員養成所附属小学校」にさかのぼります。その後、「山口県師範学校附属小学校」や「山口県尋常師範学校附属小学校」と名称を変えながら、教育機関としての成長を続けました。1951年には現校名である「山口大学教育学部附属山口小学校」に改称され、以降は大学附属の特性を活かした教育が展開されています。

校章と校歌

校章は、山口大学の「山」と「大」の字を組み合わせたデザインで、中央に「附」の文字を配しており、大学との関連を示しています。校歌の作詞者は不詳ですが、作曲は弘中策によるもので、「このまなびや」で終わる歌詞が印象的です。

学生数と進学先

学校の定員は、1学年あたり男子35名、女子35名の合計70名で、2つのクラスから成り立っています。附属幼稚園からの進学が主流であり、ほとんどの生徒が附属山口中学校へそのまま進みます。これにより、学びの一貫性が保たれています。

制服と授業時間

制服は、男子が詰襟、女子がセーラー服を着用するスタイルです。また、2000年度からは従来の授業時間を見直し、モジュール制が導入されました。1モジュールは15分で、合計90分や105分の授業が連続して行われるなど、柔軟な授業編成が実現されています。

沿革

• - 1874年（明治7年）: 山口明倫館の一部を利用し、小学校授業伝習所が設立。
• - 1885年: 「山口県尋常師範学校附属小学校」に改名。
• - 1947年: 学制改革があり、教育体制が見直される。
• - 1949年: 新制大学の発足によって「山口大学山口師範学校附属小学校」となる。
• - 1951年: 現在の校名「山口大学教育学部附属山口小学校」に改称。
• - 2004年: 国立大学法人法に基づき、国立大学法人となる。

特殊学級の設置

1980年代には特殊学級が設置され、精神的な支援を必要とする子供たちの教育にも対応してきました。こうした教育の多様性保護に向けた取り組みは、他の教育機関でも注目されています。

関連情報

学校は、山口大学との連携を深めることで、教育の質の向上を目指しています。また附属幼稚園や関連する中学校との教育連携を活かし、子供たちがスムーズに次の進学へ進めるようサポートしています。教育の理念が引き継がれ、将来的には社会の中で活躍できる人材が育成されています。

このように、山口大学教育学部附属山口小学校は、長い歴史を持つ教育機関として重要な役割を果たしています。

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