山根恵里奈

山根恵里奈のプロフィール

山根恵里奈（やまね えりな）は、1990年12月20日生まれで、広島県広島市南区出身の元女子サッカー選手です。現役時代はゴールキーパーのポジションを務めていました。また、彼女は元日本女子代表選手であり、スーパー少女プロジェクトの1期生でもあります。さらに、JFAアカデミー福島の1期生としても知られています。彼女は福島県立富岡高等学校を卒業しました。

来歴

山根は、広島市立宇品東小学校に通っていた頃から高身長であったため、スポーツを始めることが期待されていました。小学3年生の時にはバレーボールをやりたかったものの、バレーボール部が存在しなかったため、担任の教師に相談した結果、サッカー部に加入することでサッカーを始めることになりました。

その後、広島市立宇品中学校に進学しますが、同校のサッカー部には加入せず、名門の広島大河FCレディースでプレーをしました。当初はDFとして活動していましたが、中学2年時にスーパー少女プロジェクトに選ばれたことをきっかけにゴールキーパーに転向しました。この年、U-15女子広島県トレセンにも選出され、全日本女子ユース (U-15) サッカー選手権大会にも出場しました。特に2005年にはサンフレッチェ広島の女子スクール「フレッチェスクール」にも短期間通い、実力を磨きました。

2006年には福島県立富岡高等学校に越境入学し、JFAアカデミー福島の1期生として加入しました。在学中は年代別日本代表にも選ばれ、2007年にはAFC U-19女子選手権、2008年にはFIFA U-20女子ワールドカップに出場しました。

高校卒業後の2009年、山根は東京電力に入社し、東京電力女子サッカー部マリーゼへ加入。この年の12月にはなでしこジャパンに初選出され、2010年1月16日に行われた対チリ戦で初キャップを記録しました。

2012年からは、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに移籍し、さらなる成長を遂げます。特に、2015年のFIFA女子ワールドカップカナダ大会では、初戦のスイス戦に先発出場し、チームを勝利に導きました。

2016年にはリオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選ばれましたが、チームが予選3位となり、オリンピック出場権を獲得することができませんでした。

2017年7月1日に海外クラブに挑戦するために退団し、10月25日にはスペイン女子リーグ1部のレアル・ベティスの女子チームに所属することが発表されました。12月2日にはFCバルセロナ戦でリーグ初出場を果たしましたが、試合は1-6で敗れました。その後、2019年8月に古巣の千葉レディースに復帰し、バック番号は27でした。

2020年11月5日に、今シーズン限りでの現役引退が発表されました。彼女のサッカーキャリアは、多くの国際大会でのプレーがあり、サッカー界に大きな影響を与えました。

代表歴と出場大会

山根は、2010年1月15日に日本女子代表として初出場を果たしました。主な出場大会には、2007年のAFC U-19女子選手権、2008年のFIFA U-20女子ワールドカップ、2015年のFIFA女子ワールドカップなどが含まれます。彼女のキャリアにおいて数多くの試合に出場し、日本女子代表としても輝かしい活躍を見せました。

最後に

彼女の貢献はサッカーだけでなく、女子スポーツの発展に寄与した重要なものとなりました。彼女のプレースタイルやリーダーシップは、後輩たちにも大きな影響を与えることでしょう。

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