山県市図書館

山県市図書館

山県市図書館は岐阜県山県市にある公共の図書館で、歴史民俗資料館や美術館を併設し、地域の文化や歴史を深く理解するための重要な場所です。1986年に元々の伊自良村図書館が開館したのを皮切りに、2003年には市町村の合併に伴い名称が変更され、現在の山県市図書館となりました。図書館は地域の知識の宝庫として、訪れる人々に多くの書籍や情報を提供しています。

施設の概要

山県市図書館は、全体の建物の中に、図書館、歴史民俗資料館、美術館が併設されており、施設利用者が幅広い体験ができるように設計されています。1階には図書館や美術館があり、2階には歴史民俗資料館があります。この複合的な施設により、来館者は書籍だけでなく、地域の歴史や芸術に触れられる環境が整っています。

図書館は約669.79平方メートルの広さを誇り、閲覧室や実習室、視聴覚室が設けられています。館内には105,713冊の蔵書があり、利用者が自由に選び、知識を深めることができます。さらに、図書館の分室が高富地区と美山地区にあり、それぞれの地域にも情報の拠点が設けられています。

歴史民俗資料館

山県市歴史民俗資料館は1986年に伊自良村歴史民俗資料館として開館し、後に名称が変更されました。延床面積は616.90平方メートルで、第一展示室や昆虫コーナーが設けられています。第一展示室では旧・伊自良村にまつわる生活や産業、教育に関する資料が展示されており、地域の歴史を学ぶことができます。また、昆虫コーナーではその地域で採集された昆虫の標本を見ることができ、自然科学への理解を深める機会が提供されています。

美術館

美術館は1992年に開館し、後に名前が変更されました。この施設では、旧・伊自良村出身の画家である島戸繁の作品が中心に展示されており、地域の芸術家の功績を称えています。美術館もまた、地域文化を享受する重要な場所として、多くの人々に利用されています。

利用案内

開館時間と休館日

山県市図書館、歴史民俗資料館、美術館はいずれも9:00から17:00まで開館しています。各施設の休館日は共通しており、月曜日や祝日の翌日、年末年始（12月28日から1月3日）の期間は休館となります。これに伴い、異なる施設を利用する際には、運営事情に注意しましょう。

貸出案内

図書館では、1人当たり10冊までの貸出しが可能であり、視聴覚資料の貸出数は2点までに制限されています。貸出期間は14日間です。

交通アクセス

公共交通機関を利用する場合、ハーバス伊自良・大桑線の「伊自良支所」バス停から徒歩約4分の距離に位置しています。周辺には伊自良コミュニティセンターや山県市立伊自良中学校もあり、地域の文化活動が豊かに展開されています。

山県市図書館は、文献や資料の閲覧を通じて地域の情報を深く探求し、また歴史と美術に触れる場として、多くの人々にとって欠かせない存在です。

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