山路徹

山路 徹（やまじ とおる）

山路徹は、1961年9月23日生まれの日本のジャーナリストで、株式会社APF通信社の代表取締役を務めています。東京都出身で、かつてはタレントの大桃美代子や麻木久仁子と結婚していた経歴があります。彼は、過去に一般女性とも結婚していたことがありました。また、学歴についてはあまり多くを公表していないようですが、2011年には中央大学を中退したことがテレビ番組で明かされています。

経歴

彼は兄がいましたが、2022年にその兄が亡くなるという悲しい出来事がありました。山路はTBS系列の番組制作会社に勤務した後、1980年代末頃にテレビ朝日映像に中途採用され、「ニュースステーション」の制作に関わりました。このとき、彼は先輩スタッフの長井健司から多くのことを学びました。

1992年12月には、APF通信社を設立し、代表取締役に就任すると同時に独立したジャーナリストとしての道を歩み始めました。彼はこれまでにカンボジアやパレスチナ、ボスニア、ソマリア、アフガニスタンなどの紛争地域での取材を行ってきました。特に2010年11月7日には、ミャンマーで不法入国の容疑で拘束されたことが話題になりましたが、その後無事に釈放されています。この時、彼の報道時の名前は「松本徹」として知られていました。

また、2014年2月の山梨県への取材中には交通トラブルに遭遇し、一方的に襲撃されたこともありましたが、幸いにも大きな怪我はありませんでした。この事件に関与した人物は後に逮捕されました。ジャーナリストとしてのキャリアを築く以前にはCMディレクターとしても活動しており、1985年頃にはヨドバシカメラのCM制作を担当した経験もあります。

主張

山路は「禁煙ファシズム」に対する批判でも知られています。2017年に行われた座談会では、厚生労働省が推進する受動喫煙防止の法律について「喫煙者を殲滅しようとしている」と強く反発しました。また、同年度に参加したシンポジウムでも、受動喫煙対策が国民一人一人に強制される形になっていることに対して違和感を覚え、その是非を問い直しています。

著作

山路は多数の著作を残しており、代表的なものに『「正義」という名の虐殺 恐るべき国連軍の真相』や『真実の紛争地帯 マスコミが伝えられない裏側を暴く!!』が挙げられます。彼の著作には、紛争や戦争に関する鋭い視点や、メディアに対する批評が含まれており、ジャーナリズムの重要性を訴えています。また、共編著として『ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ! 福島第一原発半径20キロ圏内犬猫救出記』なども手掛けています。

メディア出演

テレビやラジオにも多く出演しており、コメンテーターとしての活動を広げています。「ウィークリーニュースONZE」や「サンデーモーニング」、また東京メトロポリタンテレビジョンの「ニッポン・ダンディ」などで活躍中です。ラジオ番組では「垣花正 あなたとハッピー!」にレギュラーとして出演しています。

新たなメディアにおける情報発信も行い、現在ではSNSやYouTubeチャンネルを通じてファンと交流を深めています。彼の活動は、多くの人々に影響を与え続けています。

もう一度検索