岡山市立中央図書館

岡山市立中央図書館：地域に根ざした学びの拠点

岡山市立中央図書館は、岡山県岡山市北区に位置する市立図書館です。1982年の着工を経て、1983年4月27日に開館しました。以来、地域住民にとってかけがえのない学習と文化交流の場として、その役割を担ってきました。

歴史と歩み

開館以来、岡山市立中央図書館は、幾多の改修と充実を繰り返し、発展を続けてきました。

1984年には、敷地内に坪田譲治文学碑が建立され、文学への造詣を深める空間が創出されました。
1987年には、その建築デザインの優れた点が評価され、日本図書館協会建築賞優秀賞を受賞しました。
開館当初から導入された図書館システムは、1989年にはコンピュータ化され、利用者の利便性が向上しました。
1999年には、旭東幼稚園旧園舎の復元が完成し、歴史的建造物を保存する取り組みも行われました。
2004年にはインターネット予約システムを導入、2012年にはコンピュータシステムの全面更新など、時代に合わせて図書館サービスの向上に努めてきました。
開館30周年を迎えた2013年には、これまでの歩みを振り返り、今後の発展を誓う節目の年となりました。
近年では、老朽化対策として大規模な改修工事が行われました。2021年10月から始まったこの工事では、バリアフリー化、LED照明の導入、内装の改修などが行われ、2022年4月にはリニューアルオープンを果たしました。この改修によって、より快適で使いやすい図書館空間が実現しました。
2022年初頭には、新型コロナウイルス感染症対策として、一時的に臨時休館となりましたが、改修工事完了と同時に再開館し、地域住民に再びその門戸を開放しました。

施設概要とアクセス

岡山市立中央図書館は、延床面積6415.49平方メートルを誇る大規模な図書館です。

開館時間:
火曜・水曜・金曜・土曜・日曜：午前10時～午後6時
木曜：午前11時～午後7時

休館日:
毎週月曜日
祝日
第二日曜日
年末年始
図書資料等の特別整理期間（10月に2週間程度）

蔵書数:
約94.6万冊（2022年現在）

アクセス:
岡山電気軌道清輝橋線清輝橋停留場下車、徒歩約12分
岡山駅・天満屋方面から岡南営業所（岡電バス・両備バス）下車徒歩約6分

まとめ

岡山市立中央図書館は、単なる図書館を超えた、地域社会の中核を担う重要な施設です。これからも、地域住民の学習意欲の向上、文化交流の促進、情報提供という役割を果たしていくことでしょう。その歴史と実績、そして最新の設備と快適な空間は、多くの人々にとって、かけがえのない存在となっています。

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