岡本春美

岡本 春美

岡本春美（おかもと はるみ）は1998年2月7日生まれの日本の陸上競技選手で、主に中距離走や長距離走に従事しています。現在はヤマダホールディングス陸上競技部で活動しており、愛称は「はるたん」と親しまれています。彼女の父はブラジル系日本人、母はブラジル人であり、三姉妹の末っ子として育ちました。

経歴・人物

岡本は群馬県太田市出身で、地元の太田市立南中学校時代には空手部に所属しており、2014年時点で空手2段の資格を有していました。中学3年生の頃、参加した群馬県中学駅伝大会ではメンバーとして活躍し、区間6位の成績を収めています。また、2013年には常磐高等学校に進学し、陸上部に入部しました。長距離走の才能が開花し、特に高校1年生では全国高校女子駅伝で区間賞を獲得しました。

高校2年生の時には、インターハイ女子3000mで第3位、静岡県長距離強化記録会3000mでは東日本高校新記録の9分00秒91をマークし、高校歴代5位に名を連ねました。一方で、2015年の高校3年時には2度の骨折という怪我に苦しみましたが、復帰後には全国高校駅伝でチームを2位に導く活躍を見せました。

社会人時代

2016年4月、岡本は三井住友海上火災保険株式会社に入社し、陸上部に配属されました。同年の日本選手権では、5000mで標準記録を突破するも、オリンピック出場権を逃す結果となりましたが、2016年7月にはホクレンディスタンス北見大会で自己記録を更新し、ジュニア日本歴代5位の成績を残しました。

その後、2018年にはプリンセス駅伝で脱水症状に苦しみ棄権となる不運も経験しましたが、年末には5000mや10000mで自己ベストを記録するなど、復調しています。2021年1月には三井住友海上を退社し、地元群馬県のヤマダホールディングスに移籍しました。これは、高校時代の監督である高木雅一氏が新たにヤマダホールディングス陸上部の監督に就任したことが影響しています。

自己ベスト

1500m: 4分32秒90（2014年9月6日）
3000m: 8分59秒96（2016年7月14日）
5000m: 15分20秒56（2018年12月1日）
10000m: 31分28秒20（2018年12月8日）

岡本春美は努力を重ね、数々の試練を乗り越えてきた選手です。今後の更なる成長と活躍が期待されています。

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