岩政大樹

岩政 大樹（いわまさ だいき）

基本情報

• - 生年月日: 1982年1月30日
• - 出身地: 山口県大島郡周防大島町
• - ポジション: ディフェンダー（センターバック）
• - 経歴: 元日本代表
• - 学歴: 東京学芸大学（教育学部・数学専攻）
• - 現職: ベトナムVリーグ1・ハノイFCの監督

選手時代

岩政大樹は、瀬戸内海に浮かぶ屋代島で育ちました。彼のサッカーとの出会いは、幼少期に兄とサッカーボールで遊んだことから始まりました。大島スポーツ少年団や周東FCでプレースタイルを磨いた彼は、自然とディフェンダーとしての資質を身につけていきました。中学校では陸上部の一員として活動しながらも、地元のサッカーチームでのキャプテン経験を通じて県大会での優勝も果たします。

1997年には山口県立岩国高校に進学し、サッカーに更なる情熱を注ぎます。高校卒業時には、サッカーを辞めるつもりでしたが、不運にも骨折してしまい、試合に出場できなかったことが心残りとなり、続ける決意を固めました。その後、2000年に東京学芸大学に進学し、サッカー部での活躍が始まります。そこで彼は、全国レベルでの訓練を受け、特にセンターバックとしての地位を確立しました。

2004年、学業を終えた岩政は鹿島アントラーズに入団し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。最初のシーズンでレギュラーとしての地位を得ると、2007年にはDFとしては初の4試合連続得点を記録しました。彼の貢献により、鹿島アントラーズはJ1リーグの3連覇を果たし、その名を広めました。

日本代表としても彼は国際舞台で多くの経験を積み、2009年のオランダ遠征をはじめ、2010 FIFAワールドカップのメンバーにも選ばれました。ところが、2013年には予想外の苦境に見舞われ、その年をもって鹿島アントラーズを退団することとなりました。

指導者としての道

引退後、岩政はファジアーノ岡山で初年度キャプテンとして活躍し、引き続き東京ユナイテッドFCの選手兼コーチ、ついには2021年に上武大学サッカー部の監督に就任しました。その後、古巣の鹿島アントラーズでコーチとして再び指導に携わることとなり、2022年からは監督を務めるようになりました。

2023年には鹿島を離れ、ベトナム1部リーグのハノイFCの監督として新たな挑戦をスタートさせることが発表され、多方面での経験を活かそうとしています。

タイトルと実績

岩政のキャリアは数々のタイトルに裏打ちされており、J1リーグでの3回の優勝、そして日本代表としての国際大会での経験が彼の名を強固にしています。

結論

岩政大樹は、選手としての才能を発揮しつつ、指導者としても成長を見せる多才な人物です。彼のこれからの活躍が期待される中、特にハノイFCでの監督としての手腕が注目されています。

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