岩渕友

岩渕友（いわぶち とも）

概要

岩渕友は1976年10月3日生まれの日本の政治家で、日本共産党に所属する参議院議員です。彼は福島県喜多方市で生まれましたが、公務員の父親の仕事の都合で福島市に移り住みました。18歳で日本共産党に入党し、以来、強い政治信念を持ち続けています。

経歴

岩渕は1995年に福島県立福島南高等学校を卒業後、1999年に福島大学で行政社会学を学び卒業しました。その後、福島県消費生活センターの職員として勤務し、地域社会に貢献しました。2005年には日本民主青年同盟の福島県委員長に就任し、2010年には日本共産党福島県委員会の常任委員に選ばれます。

彼は政治家としてのキャリアをスタートするにあたって、何度か選挙に挑戦しましたが、最初の数回は残念ながら落選となりました。具体的には、2010年、2012年、2013年、2014年に行われた選挙に立候補しましたが、いずれも当選はなりませんでした。しかし、2016年の第24回参議院議員通常選挙で参議院比例区から立候補し、見事初当選を果たしました。この当選は、福島県関連の共産党国会議員が27年ぶりに当選したことを意味します。さらには、2022年の第25回参議院議員通常選挙でも再選を果たしました。

政策・主張

岩渕友は多岐にわたる政策や主張を持っています。彼は日本の安全保障関連法の廃止を強く訴えており、憲法改正や憲法9条に関しても反対の立場を取っています。特に、緊急事態条項の創設に対しては明確に反対の姿勢を示しています。

また、政治の中立性が損なわれる放送行為に対しては厳しい見解を持ち、放送局への電波停止の命令についても言及しました。消費税率の引き上げに関しては法改正を迫り、その引き上げの延期または中止を求めています。アベノミクスが地方や中小企業に恩恵を与えているとは考えておらず、その影響を疑問視しています。

さらに、環太平洋パートナーシップ協定（TPP）には反対し、原発の必要性についても否定的です。米軍普天間基地の国外移設を主張していることも特徴的です。また、核武装については、未来にわたっての検討は避けるべきだと考えています。

彼は受動喫煙防止のための法律改正に賛同しており、特に公共の場での禁煙を推進する意向を示しています。2016年の参院選に向けて行われた公開アンケートにおいて、一般市民は2020年までに罰則付きの禁煙にするべきだと考えていました。これらの活動を通じて、彼は地元や国全体の健康促進に力を入れています。

最後に

岩渕友は、政治活動を通じて福島の声を国政に届けることに情熱を持つ政治家です。彼の意見や立場は、選挙を通じて多くの支持を集めており、今後もその活動に注目が集まるでしょう。

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