崩壊:スターレイル

『崩壊：スターレイル』

『崩壊：スターレイル』(Honkai: Star Rail)は、miHoYoが手がける基本プレイ無料のコンピュータRPGです。このゲームは、壮大な宇宙を舞台にプレイヤーが開拓者となり、さまざまな星を巡る旅に出るストーリーが魅力となっています。2023年4月26日にiOS、Android、Microsoft Windows向けに配信が始まり、同年10月11日にはPlayStation 5でのサービスも開始されました。

ゲームシステム

プレイヤーは最大4名のキャラクターをチームとして編成し、それぞれの特性を活かして戦闘を行います。キャラクターには「属性」と「運命」の2つの要素があり、属性は虚数、量子、雷、炎、風、氷、物理の7つ、運命は攻撃、強化、回復など多様な役職が用意されています。フィールドでは敵キャラクターと遭遇し、ターン制の戦闘を行います。敵の弱点をつくことで、「靭性」と呼ばれる弱点ゲージを破壊し、有利に戦いを進めることが可能です。

物語は「開拓クエスト」としてメインストーリーが展開され、各キャラクターに焦点をあてた「同行クエスト」や、サイドストーリーである「冒険クエスト」も用意されています。常設の戦闘イベントとしては、「忘却の庭」があり、指定されたターン内で敵を倒す目的があります。「模擬宇宙」では、ローグライク的な要素を含むステージ攻略が楽しめ、ボス戦を勝ち抜くことで特別なボーナスが得られます。

ストーリーの概要

主人公である開拓者は、長い眠りから目覚めた後、「反物質レギオン」という敵勢力に襲撃されます。そこで星核ハンターであるカフカから目を覚まされ、星核の力を体内に埋め込まれます。その後、星穹列車の一員である「三月なのか」と「丹恒」に救助され、星核を調査するために銀河を奔走することになります。星穹列車は、かつて王神「アキヴィリ」が開拓を行っていた列車であり、彼の死後に姫子によって修復されて開拓者が新たな冒険を開始します。

登場キャラクター

登場キャラクターは多岐にわたります。宇宙ステーション「ヘルタ」や、雪に覆われた星ベロブルグなど、多彩な舞台が描かれます。ゲーム内には「スターピースカンパニー」などの組織も登場し、銀河の物語をさらに豊かにしています。

開発の背景

miHoYoは、過去に『崩壊3rd』や『原神』などのアクションRPGを開発してきましたが、『崩壊：スターレイル』は戦略を重視したターン制RPGとして新たに開発されました。プロデューサーのDavid Jiangによると、クローズドベータテストを通じてユーザーのニーズに応えた結果、ターン制のゲームが求められたと語っています。チームは500人以上が参加し、2021年から開発が始まりました。制作過程で世界観やキャラクターが具体化し、それがストーリーに繋がる形で仕上げられました。

リリースと評価

『崩壊：スターレイル』は、リリースからわずか10日で1億ドルの売り上げを達成しました。多くのメディアからは高評価を受けており、ターン制の戦闘はカジュアルからコアなプレイヤーまで楽しめる内容に仕上がっています。特に魅力的な世界観やサイドクエスト、インタラクティブな要素が多く、プレイヤーを飽きさせることのない体験を提供しています。

このゲームは、miHoYoの代表作として多数のフォロワーを生み出し、関連イベントやコラボレーションが展開されるなど、今後もその人気は続くことでしょう。

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