川口総合文化センター

川口総合文化センター（リリア）

川口総合文化センター、愛称リリアは埼玉県川口市に位置する市立の文化施設です。具体的には、京浜東北線の川口駅の南西約50メートルの位置にあり、地域の文化活動の重要な拠点として広く利用されています。

この施設は地上6階のホール棟と地上15階のタワー棟から構成されています。ホール棟には主に三つのホールがあり、メインホールは2,002席を備えており、国内外の多くの有名アーティストによるコンサートやプロレスイベントで利用されています。音楽ホールは600席を持ち、主にクラシックコンサートが行われる場所として知られています。また、展示ホールもあり、様々な展示会に対応していることから、多様な文化イベントを支援する役割を果たしています。

タワー棟にはリハーサル室や会議室、録音室が設けられ、これらの空間はアーティストや文化関係者に利用されています。また、テナントも入居しており、訪れる人々に様々なサービスを提供しています。ホール棟とタワー棟の間には催し広場やラウンジ「リリア」、ギャラリーが整備され、これらのスペースもイベントに活用されています。

川口総合文化センターは、川口駅西口の第1種市街地再開発プロジェクトの一部として1990年に開業しました。運営は財団法人川口総合文化センターが担っており、近隣には川口市立中央図書館やショッピング施設のアリオ川口もございます。アリオ川口内のMOVIX川口や隣接するアトリア、青木のSKIPシティと連携して、川口市における芸術文化の拠点としての役割を果たしています。また、成人式などの地域行事もリリアで行われるため、地域とのつながりも強い施設です。

その一方で、開業から30年以上が経過したことを受け、川口市は2024年春から約2年間、施設全体を休館し、大規模な改修工事を実施する計画を立てています。これにより、さらなる設備の充実や安全性の向上を目指しています。

施設概要

• - 敷地面積: 7,000平方メートル
• - 建築面積: 6,234平方メートル
• - 延床面積: 35,875平方メートル
• - 構造:

- タワー棟: S造地下2階、地上15階
- ホール棟: SRC地下2階、地上6階

• - 高さ: 83メートル

ホールの利用

メインホールでは有名アーティストによる音楽コンサートやプロレスイベントが多数開催されています。音楽ホールは主にクラシック演奏のために使用され、展示ホールは各種展覧会やイベントに適した空間として利用されています。これらのホールはどれも特徴的な機能を持ち、地域に密着した文化交流の場として大変重要です。

テナントも充実

施設内には、1階にチケットセンターや川口地区労働基準協会、2階には川口市子育てサポートプラザ、4階にはKAWAIピアノショップとカワイ音楽教室、8階・9階にはジェクサー・フィットネススタジオ（女性専用）、13階・14階には銀座アスター川口賓館があります。これにより、訪れる人々に多角的なサービスを提供し、文化だけでなく、日常的なニーズにも応えています。

このように、川口総合文化センター「リリア」は多目的な文化施設として、地域社会の文化的な発展に寄与しています。

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