川名駅

川名駅について

川名駅（かわなえき）は、愛知県名古屋市昭和区広路通に位置する名古屋市営地下鉄鶴舞線の駅で、駅番号はT13です。この駅は地下に設置された相対式ホームを持つ2面2線構造の駅で、鶴舞線の八事管区駅がその管理を行っています。開業は1977年（昭和52年）3月18日で、以来多くの利用者に愛され続けています。

駅の歴史

川名駅の開業前には仮称として「山中駅」が検討されていましたが、地元住民の強い反対があり、市議会に名称変更の請願が提出されました。その結果、最終的には「川名駅」という名前で開業する運びとなりました。

駅は開業以来、利用者のための設備改善に取り組んでおり、2008年にはバリアフリー化工事が完了しました。これにより、地上とコンコース、さらにコンコースと各ホームを結ぶエレベーターが新たに設置され、利用者の利便性が向上しました。

利用状況

川名駅の利用状況は、名古屋市統計年鑑によると様々な推移を見せています。1987年度の乗車人員は5,252人でしたが、その後数年間は減少傾向を示し、1994年度には4,503人と最も少ない数字を記録しました。しかし、2000年代に入ると、乗車人員は再び増加し始め、2018年度には6,073人、2019年度には6,100人に達しました。このように、川名駅は名古屋市の交通機関として重要な役割を果たしています。

駅周辺の交通

川名駅の周辺には、名古屋市営バスの「山中」バス停と「昭和文化小劇場」バス停があり、これらのバス路線が駅と周辺地域を結んでいます。バス路線には、栄18系統や八事12系統、昭和巡回バスなどが運行されており、名古屋大学や金山、八事などの重要なエリアへのアクセスが提供されています。

具体的には、名古屋市営バスの栄18系統が栄から昭和文化小劇場、山中、妙見町を経由しています。八事12系統は千種駅前から出発し、山中、杁中、八事、島田一ツ山を結びます。また、昭和巡回バスは御器所通から鶴舞公園、名古屋大学を巡回しています。

周辺施設

川名駅周辺には多くの商業施設や文化的な拠点も位置しています。これにより、住民はもちろんのこと、観光客にとってもアクセスの良い立地感を有しています。また、駅周辺は交通の要所であるため、これからもさらなる発展が期待されるエリアとなっています。

このように、川名駅は名古屋市昭和区において交通機関として重要な役割を果たしており、その歴史や利用状況は地域の活性化にも寄与しています。今後もさらなる利便性の向上や地域発展が期待される駅です。

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