巣鴨体育館

巣鴨体育館

概要と歴史

巣鴨体育館（すがもたいいくかん）は、東京都豊島区巣鴨三丁目に位置する、区が設置した総合的なスポーツ施設です。地域の皆様が気軽に体を動かし、健康を維持・向上させるための拠点として親しまれています。

この施設は、1972年（昭和47年）に豊島区が管理運営する総合運動施設としてその歴史を開始しました。開館から年月を経て、施設のより快適な利用を目指し、1994年（平成6年）には大規模な改修工事が実施されました。施設の管理運営形態にも変化があり、2005年（平成17年）4月からは指定管理者制度が導入され、最初の指定管理者としてNAS・クリタス共同事業体が運営を担いました（2010年3月まで）。続いて、2010年（平成22年）4月からは東京ドームグループが指定管理者となり、2021年（令和3年）3月まで施設の管理運営を継続しました。なお、施設の老朽化に伴うさらなる大規模改修のため、2014年度は一時的に休館していました。多くの地域住民に利用されており、例えば平成18年度には年間86,215人という利用者が記録されています。

施設詳細

巣鴨体育館には、様々なスポーツや活動に対応できる充実した設備が整えられています。主な施設は以下の通りです。

2階：このフロアには、多目的に利用できる体育館とトレーニングルームがあります。体育館は広さ約30m×17.6mで、バレーボール1面、バスケットボール1面、バドミントン4面、または卓球16台の設置が可能です。様々な球技の練習や試合に利用されています。トレーニングルームは約18.8m×6.1mのスペースに、有酸素運動マシン9台、ウェイトトレーニングマシン11台、さらにトレーニングベンチやダンベルセットなどが完備されており、個人の体力や目的に合わせた多様なトレーニングを行うことができます。

1階：多目的ルーム（約8.3m×4.7m）が設けられています。ここでは、ストレッチマット、ストレッチポール、チューブ、軽いダンベル、スリムディスクなどが用意されており、軽い運動やストレッチ、ウォーミングアップ、クールダウンなどに適した静かなスペースです。

地階：地下には温水プールがあります。25mのプールには5つのコースが確保されており、水深は1.1mから1.3mです。スイミングだけでなく、水中ウォーキングなどにも利用できます。プール利用者のための採暖室も付帯しています。

利用案内

施設の利用時間と休館日は以下のようになっています。

利用時間：
トレーニングルーム：9:30～20:45
温水プール：10:00～20:30

休館日：毎月最終月曜日（変更される場合があります）、年末年始

アクセスは、JR山手線または都営三田線の巣鴨駅北口から徒歩約8分、あるいはJR山手線または都電荒川線の大塚駅北口から徒歩約7分と、いずれの駅からも徒歩圏内です。

料金について（個人利用）

施設の個人利用における料金は、利用する施設や利用者の区分によって異なります。

競技場（午前・午後・夜間の各回利用）：
一般：400円
小中学生：200円
区内在住65歳以上：200円

温水プール（2時間フリータイム制）：
一般：400円
小中学生：300円
区内在住65歳以上：200円

トレーニングルーム：
一般：400円
区内在住65歳以上：200円

その他のサービス

巣鴨体育館では、定期的に施設を利用される方向けにお得なサービスも提供しています。温水プールとトレーニングジムを自由に利用できる月会費制度「フリーパス会員」があり、月額4,000円（税込）で申込日から1ヶ月間利用可能です。また、施設内では健康づくりや体力向上を目的とした様々なスポーツ教室や講座が開催されており、フリーパス会員は一部の教室を追加料金なしで受講できる特典があります。更衣室のロッカーはコイン式となっており、1回の使用につき10円が必要となります。

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