平本蓮

平本 蓮（ひらもと れん）

平本蓮は、1998年6月27日に東京都足立区で生まれた、日本のプロ総合格闘家であり、元キックボクサーです。剛毅會に所属し、そのキャリアの中で数多くの成功を収めています。彼は12歳の時に全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝し、その後、2014年のK-1甲子園では-65kg級で優勝を果たしました。また、高校三年生の時には、K-1ライト級世界トーナメントで準優勝を達成しました。22歳の時に総合格闘技に転向し、柔道や柔術も学んでいます。

キャリアの初期

平本は、ボクシングの経験がある父親の影響で小学生の頃からキックボクシングを始めました。特に、ジュニアキックボクシングのシーンで活躍し、12歳で全国U-15ジュニアボクシング大会での優勝など、数々の業績を打ち立てました。K-1の活動が減少する中で、一時はボクシングへの転向を考えましたが、新しいK-1団体が誕生したことが中断された転向のきっかけとなりました。

K-1での成果

2014年11月3日、平本はK-1甲子園2014で基準体重65kgの部門で優勝し、その後、2015年にプロデビューを果たしました。かつてのチャンピオンたちと競い合う中、何度か経験を積んでいきましたが、判定負けもありました。2017年にはK-1 WORLD GP初代ライト級王座決定トーナメントに出場。そこで2度のダウンを奪うも、決勝で惜しくも敗北しました。2018年にはSUPER LIGHT級王座決定トーナメントにおいて、佐々木大蔵との再戦を経て勝利を収めました。

RIZINへの転向

平本は、キックボクシング業界の問題点やファイターの報酬の低さに気づき、19歳でK-1を離脱する意志を固めます。2019年11月にはRIZINと正式に契約し、同年の年末には芦田崇宏との試合でTKO勝利を遂げました。

総合格闘技への完全な転向を表明した彼の初戦は、RIZIN.26で萩原京平と対戦し、残念ながらTKO負けを喫しました。その後も数戦を経て、2023年には元RISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王座のYA-MANに対して勝利、翌年にはLMS王座決定戦でキャリア初のベルトを獲得しました。

人物像

平本蓮は、その挑発的な言動と独自の思想で知られています。音楽の影響を強く受け、THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSやTHE HIGH-LOWSの楽曲を入場曲として使用しています。また、彼は同じキックボクサーである那須川天心との関係についてのトラブルを公にし、現在は良好とは言えない関係にあります。平本は憧れの選手として魔裟斗を挙げていましたが、その後彼に対する認識が変化し、批判的な言葉を多く寄せるようになりました。

まとめ

平本蓮は、その若さにもかかわらず、国内外で多くのファンを抱える選手となっています。キックボクシングから総合格闘技への移行後も急速に成長を遂げており、今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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