廣津留すみれ

廣津留すみれについて

廣津留すみれ（ひろつる すみれ）は、1993年7月29日生まれの日本のヴァイオリニスト、起業家、著作家です。現在、「Smilee Entertainment」社のCEOを務め、成蹊大学では客員准教授、国際教養大学では特任准教授としても活動しています。大分県大分市出身であり、多彩な経歴を持つ彼女は、教育と音楽を通じて多くの人々に影響を与えています。

幼少期からの音楽活動

大分県で育った廣津留は、幼少期から母親の影響で英語の学習を始め、4歳で英検3級に合格しました。同時にヴァイオリンにも取り組み、4歳で楽譜を正確に読めるようになりました。小学校から高校にかけて、彼女は学校の勉強を終えた後にヴァイオリンの練習に励み、小学3年生で初めてコンクールに参加。その後も継続的な努力を重ね、6年生や中学3年生の際には福岡市でのコンクールで優勝を果たしました。

高校時代と国際的な成功

彼女が大分県立大分上野丘高等学校に進学した2009年には、国際音楽コンクールでの優勝を果たし、その副賞としてアメリカのヴァイオリン演奏ツアーに参加。高校2年生の際、母親とのカリフォルニア旅行中に「ハーバード大学を目指してみよう」と思い立ち、受験勉強を開始。毎日遅くまで勉強しながらも、2011年12月にはハーバード大学に合格通知を受け取り、同時に慶應義塾大学にも合格しました。

ハーバード大学での経験

2012年にハーバード大学に入学した廣津留は、英語の会話の壁に苦しみながらも、努力を重ねて乗り越えました。彼女の音楽への情熱は変わらず、2年生からは主専攻を音楽に選択し、さまざまな団体でリーダーシップを発揮しました。特に「ハーバード･ラドクリフ･オーケストラ」ではコンサートマスターを務める一方、演奏活動も続けました。卒業論文は最優秀賞を受賞し、2016年に首席で卒業しました。

ジュリアード音楽院での研鑽

ハーバード大学卒業後はニューヨークのジュリアード音楽院に進学し、さらなる音楽の技術を磨きました。ここでは弦楽四重奏団を創立し、リンカーンセンターでの演奏や、ファイナルファンタジーシリーズのサウンドトラック録音に参加するなど、多彩な活動を展開。特に、2018年には卒業時に与えられる最優秀賞「William Schuman Prize」を受賞しました。

起業家としての活動

大学卒業後、廣津留は「Smilee Entertainment」を設立し、音楽を生かした事業に取り組んでいます。日本に帰国後は教育委員としての活動なども行い、音楽を通じた社会貢献に尽力しています。加えて、著述活動や講演活動も行っており、多数の書籍を出版しています。

Summer in JAPAN

また、彼女は母親との共同で「Summer in JAPAN」というサマースクールを主宰。ハーバード大学の学生が講師となり、参加者に英語のスキルを教えています。この取り組みは、低コストで留学体験を提供し、教育貢献を果たしています。

最後に

廣津留すみれさんは、音楽家としてのキャリアを築きながらも、教育活動に情熱を注いでおり、未来へのビジョンを持っています。彼女は人生のさまざまな場面で音楽が重要な役割を果たす社会の実現を目指しています。このような彼女の姿勢は、今後も多くの人々にインスピレーションを与え続けることでしょう。

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