後藤駿太

後藤 駿太

後藤 駿太（ごとう しゅんた、1993年3月5日生まれ）は、群馬県渋川市を出身とするプロ野球選手で、現在中日ドラゴンズに所属する外野手です。彼は右投左打で、若い頃から高い身体能力を発揮してきました。プロ入りから、2011年から2017年までは「駿太」を登録名として使用していましたが、2018年からは本名の「後藤駿太」に変更しています。

来歴

プロ入り前

後藤は、小学1年生の時に豊秋ジュニアホークスで野球を始めました。渋川市立渋川中学校では、エースとしてチームを群馬県大会3位に導いた実績があります。高校では前橋商業高校に進学し、外野手に転向。1年生から1番打者を任され、2年次には選抜大会に出場し、さらに3年夏の群馬県予選では高打率を記録。高校通算で18本塁打を放ち、「上州のイチロー」や「群馬のイチロー」と称される存在になりました。

2010年のドラフトで、オリックス・バファローズから1位指名を受け、申し分ない契約条件で入団しました。入団当初は、登録名に「駿太」を使用することになりました。

オリックス時代

2011年には高卒新人外野手として開幕一軍登録を果たし、NPBの高卒ルーキーとして52年ぶりに開幕戦に先発出場しました。しかし、その後は打率が低迷し、一度登録を抹消されます。2012年も開幕一軍に上がったものの、結果を残すことができず、2013年からは一軍に定着し、初本塁打を記録。さらに、2014年には自己最高の打率を残し、クライマックスシリーズ進出に貢献しましたが、年々結果が安定せず、2020年には打撃成績が厳しい年もありました。

2017年に自身初の先頭打者本塁打を記録するなど、少しずつプレーに影響を与えるようになり、オフには登録名を本名に変更することを決めました。これは家庭環境の影響や、チームへの献身性を高める意味合いがありました。

中日時代

2022年、オリックスから中日ドラゴンズにトレードされました。移籍後すぐに一軍昇格し、阪神戦で初安打を記録。以降も代打や代走での起用を重ね、特にヤクルト戦では貴重な得点に結びつく活躍をしました。しかし、最終的には打率が伸びず、2023年シーズンも厳しい成績に終わっています。再び一軍と二軍を行き来し、挑戦が続いています。

選手としての特徴

後藤は、50メートル走6秒0の俊足と120メートルの遠投力を持つほど身体能力が優れており、外野守備では特に強い肩と広い守備範囲が評価されています。守備では1歩目を素早く切ることを心がけるなど、守備面でも高い意識を持っています。

人物

オリックス時代から「ぐんま観光特使」に任命されるなどの活動も行っており、地域との関わりも持つ選手です。また、「駿太秋冬 絶好調!」というフレーズで親しまれています。これからもさらなる活躍が期待される選手として移籍後の奮闘に注目です。

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