徳島県文化の森総合公園

徳島県文化の森総合公園：豊かな自然と文化が調和する複合施設

徳島県徳島市八万町に位置する徳島県文化の森総合公園は、置県100年を記念して整備された、約40.6ヘクタールの広大な文化公園です。雄大な自然と洗練された文化施設が融合し、年間2000万人以上の来場者数を誇る、徳島を代表する観光名所となっています。とくしま88景にも選定されており、阿波の歴史文化を肌で感じられる空間となっています。

公園の構成：扇状に広がる文化と自然の調和

公園はシンボル広場を中心とした扇状のデザインを採用。各文化施設がシンボル広場を取り囲むように配置され、それぞれの施設に合わせたテーマを持つ公園や人工滝、そして豊かな森林が、施設と自然の調和を生み出しています。

施設ゾーン：個性豊かな文化施設群

各施設は、それぞれに識別カラーが割り当てられ、来園者の利便性を高めています。

徳島県立図書館（橙色）： 豊富な蔵書と快適な閲覧空間を提供する図書館です。平日の開館時間は他の施設より延長されています。
三館棟（複合施設）： 1階には県立21世紀館、2階には県立博物館、県立鳥居龍蔵記念博物館、県立近代美術館が入居しています。それぞれの施設が連携し、多様な展示やイベントを開催しています。
徳島県立博物館（水色）： 徳島の歴史や自然に関する貴重な資料を展示しています。
徳島県立鳥居龍蔵記念博物館（黄色）： 郷土史研究家である鳥居龍蔵氏の業績を記念した博物館です。
徳島県立近代美術館（紫色）： 近現代の美術作品を展示する美術館です。
徳島県立21世紀館（緑色）： 多目的ホールや会議室を備えた、現代的な施設です。
徳島県立文書館（茶色）： 貴重な県史資料を保管・公開しています。

公園ゾーン：自然と触れ合う憩いの空間

文化施設に隣接する公園ゾーンは、来園者に自然との触れ合いを提供する空間です。

野外劇場： 約2000人を収容できる円形劇場で、様々なイベントが開催されています。
カスケード： 山腹から三館棟に流れ落ちる全長135m、落差30mの壮大な人工滝は、公園のシンボル的な存在です。
知識の森、伝承の森、創造の森、県民の森： 各文化施設と対になるように配置された公園で、それぞれのテーマに沿った植栽や遊歩道が整備されています。

森林ゾーン：歴史と自然が息づく場所

公園の周囲には広大な森林が広がり、豊かな自然環境を保全しています。

王子神社（猫神さん）： 地元住民に親しまれる神社で、公園の歴史を感じることができます。
向寺山： 公園全体を包み込むように広がる保存林は、貴重な自然環境の宝庫となっています。

利用情報

開館時間

9:30～17:00（図書館は平日9:30～19:00）

休館日

月曜日（祝日の場合は翌日）
年末年始
図書館・文書館：毎月第3木曜日

交通アクセス

JR徳島駅からバスで約25分、または牟岐線文化の森駅下車後徒歩約35分、もしくはバス利用。

駐車場

普通車：430台
バス：14台

徳島県文化の森総合公園は、文化と自然が融合した、魅力あふれる複合施設です。徳島を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

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