志田千陽

志田千陽（しだ ちはる）のプロフィールと競技人生

志田千陽は1997年4月29日に秋田県南秋田郡八郎潟町で生まれた日本の女子バドミントン選手です。現在、再春館製薬所に所属しており、2024年のパリオリンピックでは女子ダブルスで銅メダルを獲得しました。千陽は松山奈未選手とのペア「シダマツ」としても有名です。

幼少期とバドミントンのスタート

千陽は、実家が曹洞宗の寺院という背景を持つ家庭で育ち、父が住職を務めています。彼女は小学校に入学早々、地元のジュニアバドミントンクラブに参加し、姉と共にバドミントンを始めました。姉の裕喜子は、2016年のミス・ユニバース・ジャパン秋田大会のファイナリストとしても知られています。千陽は3人兄弟の次女で、2歳年下の弟もいます。

小学校5年生の時には、秋田県代表として全国小学生バドミントン選手権大会に出場し、その大会で3位に入賞する輝かしい成績を残しました。

青森山田中学校への進学

中学校へ進学する際、千陽は心機一転して青森県の名門校、青森山田中学校に入学します。スポーツ強豪校であるこの学校では、3年生の際に出場した全国中学校バドミントン大会で女子ダブルスに挑戦し、共にペアを組んだ斉藤ひかり選手と共に優勝を成し遂げました。

高校時代の成果

高校進学後も、千陽は青森山田高等学校で活躍し、2015年には全国高等学校総合体育大会バドミントン競技において女子ダブルスで優勝しました。また、同年には世界ジュニア選手権大会で日本代表として出場し、松山奈未選手とのペアで女子ダブルスの部門でも好成績を収めました。

再春館製薬所への入社と成績の向上

2016年、千陽は再春館製薬所に入社し、バドミントン部の一員として活動を開始しました。1学年下の松山奈未選手が翌年に入社したことにより、彼女らはダブルスペアとしての活動が本格化し、エースとしての存在感を強めました。このシダマツペアは、2021年のインドネシア・マスターズおよび2022年のインドネシア・オープンでの優勝を果たしたほか、2023年には世界ランキング2位まで上昇しました。

パリオリンピックでの活躍

2024年のパリオリンピックでは、千陽と松山ペアは準決勝で敵対チームに敗れましたが、3位決定戦では見事に勝利し、銅メダルを獲得しました。これにより、彼女は日本の女子バドミントンの名プレーヤーとしての地位を確立しました。

性格と趣味

千陽は、明るく無邪気な性格で知られており、乃木坂46や日向坂46の熱心なファンであることでも話題です。特に、山下美月さんを熱愛していることから、自身の言動から「ガチオタ」と評されることもあります。

千陽のこれからの活躍に期待が高まります。

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