慶應義塾横浜初等部

慶應義塾横浜初等部について

慶應義塾横浜初等部（けいおうぎじゅくよこはましょとうぶ）は、神奈川県横浜市青葉区に位置する私立小学校です。慶應義塾が設置・運営しており、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部、そして慶應義塾大学と連携し、一貫した教育を提供しています。

概要

慶應義塾創立150周年を記念する事業の一環として、2013年4月に開校しました。当初は小中一貫校としての計画でしたが、小学校のみの設置に変更され、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部と連携する形で小中高一貫教育を実施することになりました。男女共学で、1学年あたり108名、3クラス編成となっています。2017年の入試では、全国の私立小学校の中で最も高い志願倍率を記録しました。

教育活動

同校では、以下の3つを教育の柱としています。

体験教育: 実体験を通して学ぶことを重視しています。
自己挑戦教育: 困難に立ち向かう力を養います。
言葉の力の教育: 表現力やコミュニケーション能力を育成します。

所在地と施設

横浜市青葉区の江田駅から徒歩10分の場所に、約3.8万m²の校地（荏田北一丁目）があります。また、近隣には約1.5km²の校地（あざみ野南三丁目）も所有しています。地域貢献を重視しており、グラウンドや講堂などの施設を地域に開放しています。また、防災拠点としての機能も備えているほか、公立学校職員との交流や連携、地域の環境整備など、地域社会との連携を深めています。

校舎は地上4階建てで、2つの校庭とビオトープがあります。その他、図書館、講堂、食堂、和室、書道室などの施設が充実しています。生徒数の段階的な増加を想定しており、地域や交通機関への負荷を考慮した運営を行っています。

沿革

2007年7月26日：学校法人慶應義塾が横浜市の公募に申請。
2007年11月9日：慶應義塾が予定者に採択。2011年4月に小中一貫校の開校を目指す。
2009年7月21日：学校設置の延期が決定。小学校のみの設置に変更。
2011年8月：神奈川県知事より学校設置計画を承認。
2012年8月3日：神奈川県知事より学校設置認可。
2013年4月1日：横浜初等部、第1期生を迎え開校。

入試

入学試験は、一次試験と二次試験で構成されています。

一次試験: ペーパー試験で、約30分。計数、図形模写、図形構成、積木、常識、話の記憶の6分野から出題。受験生のおよそ3分の1に絞られます。
二次試験: 90分で、慶應義塾幼稚舎と同様の形式。運動、行動観察（自由遊び）、絵画制作が行われます。月齢によって難易度が考慮される傾向があります。

2018年度の入試では、志願者数1,373名に対し、最終合格者は108名でした。

卒業後の進路

卒業生は、原則として初等部長の推薦により慶應義塾湘南藤沢中等部へ進学します。両校は小中高一貫教育を行っており、教員が一部授業を兼務するなど、密接な連携をとっています。

脚注および参照

慶應義塾横浜初等部 公式サイト

関連項目

慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部
慶應義塾大学
慶應義塾幼稚舎
神奈川県小学校一覧

外部リンク

慶應義塾横浜初等部 公式サイト
* 慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部 公式サイト

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