戸井零士

戸井零士（とい れいじ）

戸井零士は、2005年1月18日生まれ、大阪府松原市出身のプロ野球選手で、阪神タイガースに所属しています。ポジションは内野手で、右投げ右打ちのスタイルを持ちます。彼の野球に対する情熱は、幼少期からの経験によって育まれました。

経歴

戸井は小学1年生の時に、祖父と共に京セラドーム大阪でプロ野球の試合を観戦しました。このとき、日本ハムのエース、ダルビッシュ有の圧倒的な投球に感銘を受け、2年生からポルテベースボールクラブに入団しました。5年生のときには松原ボーイズに所属し、中学1年生の時には侍ジャパンのU-12代表に選ばれました。この時の経験が彼の将来のプロ入りを目指す大きなきっかけとなりました。

戸井は第4回WBSC U-12ワールドカップに出場し、首位打者と外野手部門のベストナインに選出されました。中学2年時の夏には日本少年野球選手権大会で4強に進出しました。その後、天理高校に進学し、1年秋からはレギュラーとして活躍。春の選抜高等学校野球大会では甲子園デビューを果たし、準決勝まで進出しました。しかしながら、戸井自身は打撃面で苦戦し、11打数1安打に終わりました。

2年秋には主将に就任し、チームを近畿大会ベスト4に導きました。3年春の選抜高等学校野球大会では遊撃手として出場し、1回戦では惜しくも星陵高校に敗れています。同年の夏の全国高等学校野球選手権大会では、4番打者として山梨学院戦で活躍し、2回戦も出場しましたが、チームは敗退。その後、プロ入りを志し、ドラフトで阪神タイガースから5位指名を受け、契約金は3000万円、年俸は500万円とされました。

選手の特徴

戸井は派手さはありませんが、堅実な守備力が持ち味です。浅村栄斗に似た体格を生かしたバッティングや安定感のある守備を理想としており、内野手としてユーティリティープレーヤーとしての期待が寄せられています。彼は「強いライナーを打ち、二塁打をアピールしたい」とインタビューで語っています。ドラフト時の球団スカウトからの評価も高く、「広角に鋭い打球を放つ右打者」と称されています。

プライベート

戸井は、幼い頃から阪神ファンであり、特に新井貴浩選手のプレーに憧れていました。座右の銘は「苦しまずして栄光なし」で、この言葉をグローブに刺繍し、日々の練習の励みにしています。野球以外では極真空手にも挑戦し、最終的には全国大会8強になり、茶帯を取得しました。また、NiziUのファンであり、特にAYAKAを応援しています。

家族

戸井の家族構成は、父、母、姉の3人です。祖父は野球を教えてくれた存在であり、戸井の成長に大きな影響を与えました。戸井の母は彼の野球への取り組みをずっと支えており、ドラフト当日には現地で応援していました。戸井は母親への思いやりを大切にしながら、プロ野球選手としての道を進んでいます。

詳細情報

• - 背番号: 44（2023年 - ）
• - 登場曲: 「常超 feat. 遊助」- 山猿（2023年 - ）
• - 代表歴: 2017年 第4回 WBSC U-12 ワールドカップ 日本代表

戸井零士は高校時代からの高い実績を持ち、今後のプロ野球界においても大きな活躍が期待される選手です。

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