手裏剣戦隊ニンニンジャー

手裏剣戦隊ニンニンジャー

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、2015年2月22日から2016年2月7日までの期間、テレビ朝日系列で全47話が放送された特撮テレビドラマです。本作は忍者をテーマにしたヒーローたちが活躍する作品であり、シリーズ40周年記念作品としても特に注目されています。キャッチコピーは「忍びなれども忍ばない！」や「忍ぶどころか、暴れるぜ！」で、このラディカルな忍者の姿勢を表しています。

概要

本作は、1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』から数えて40周年となるスーパー戦隊シリーズの一環であり、過去に『忍者戦隊カクレンジャー』や『忍風戦隊ハリケンジャー』に続く忍者をテーマとしています。『ニンニンジャー』のユニークな点は、メンバーがいとこ同士である初めてのパターンで、家族が代々受け継がれてきた忍術を継承する物語が展開されます。3世代にわたる忍者のドラマを通して、絆や成長の姿が描かれています。

あらすじ

物語は、1571年にさかのぼります。伊賀崎家の忍者たちは、牙鬼軍団の首領である牙鬼幻月を打ち取り、彼が絶命する際に残した「444年後に再び勝負し、天下を恐怖で統一する」という予言が語られます。時は流れ2015年、好天の孫である伊賀崎天晴が道場に帰ると、突如として現れた妖怪の姿に遭遇します。天晴は、すぐさまアカニンジャーに変身し、仲間たちと共に妖怪たちに立ち向かいます。

登場人物

本作品では、伊賀崎天晴をはじめとする5人の忍者が登場します。天晴はアカニンジャーとしてリーダーシップを発揮し、猪突猛進な性格ながら非常にポジティブな思考を持つキャラクターです。他にも、イギリス帰りのクールな青年加藤・クラウド・八雲、明るい性格の松尾凪、しっかり者の伊賀崎風花、洞察力に優れた科学女子大生百地霞といった多彩なキャラクターがそれぞれの個性を持ち寄ります。

戦隊の特徴と忍術

メイン武器としては忍者一番刀やシュリケンを使用し、様々な忍法が展開されます。忍者一番刀には「変」「技」「呼」のボタンが設置されており、それぞれ変身や必殺技の発動に役立てられます。各メンバーは独自の技を持ち、時には協力して連携攻撃を行うことで、敵を打ち負かしていきます。特に、手裏剣を用いた忍法は多彩で、特殊能力を有しています。

主題歌と音楽

オープニングテーマは大西洋平による「さぁ行け！ニンニンジャー！」で、アクティブな曲調が映像とシンクロして、ヒーローたちの魅力を引き立てています。エンディングテーマ「なんじゃモンじゃ！ニンニン祭り！」ではノリのいいダンスシーンが展開され、子供たちと共に楽しむ要素も盛り込まれています。

終わりに

『ニンニンジャー』は、忍者の神秘的な要素に加え、家族の絆や成長をテーマにした感動的な物語を視聴者に提供しました。特撮としてだけでなく、忍者という存在を通じたメッセージ性の深い作品となっています。

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