打越さく良

打越さく良: 弁護士から政治家へ

打越さく良（うちこし さくら、1968年1月6日生まれ）は、日本の政治家であり、弁護士としても活躍してきました。現在は立憲民主党に所属し、参議院議員として1期を務めています。彼女の活動は、民間の法制度の改善や社会問題の解決に焦点を当てるなど、多岐にわたります。

生い立ちと教育

彼女は北海道旭川市で生まれ、埼玉県で育ちました。お茶の水女子大学附属高等学校を卒業後、東京大学教育学部で学び、1996年に卒業。その後、同大学の大学院教育学研究科で修士課程を修了し、博士課程に進学しましたが、1998年に中途退学しました。2000年には弁護士として登録され、以後、児童虐待やドメスティックバイオレンス（DV）の問題に取り組む法律事務所に所属し、困難なケースに対処してきました。

法律家としての活動

打越氏は日弁連で両性の平等委員会や家事法政委員会のメンバーとして活動し、一般社団法人Colaboの監事も務めるなど、さまざまな法改正運動に関与してきました。その活動の中でも特に注目されるのは、2011年から2015年にかけての第一次夫婦別姓訴訟弁護団事務局長としての役割や、2018年の医学部不正入試問題における共同代表の職務です。

政治活動

打越氏は2019年に新潟県選挙区から参院選に無所属で立候補する意向を示し、有権者からの支持を受けて初当選しました。この選挙では、自民党の現職を破り、立憲民主党が新潟県選挙区の議席を獲得するのは1955年以降初めての出来事となりました。9月には立憲民主党に参加し、党の方針に従って活動する意向を示しました。

政策と信念

彼女の政策は多岐にわたり、憲法改正については反対の立場を取っており、特に他国からの攻撃に対して先制攻撃を行うことについても否定的です。また、選択的夫婦別姓制度や同性婚の導入に賛成を表明しています。反対派の意見に対しては毅然とした態度で臨んでおり、消費税の引き上げにも反対を貫いています。

さらに、彼女は児童の権利擁護や創作物の表現規制についても強い意見を持ち、国連の勧告に従った児童ポルノ禁止法の改正を推進しています。これは、特に子供を守るための具体的な政策として注目されています。

所属委員会

現在、打越さんは厚生労働委員会や北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の理事としても活動しており、その責任ある職務を通じて国の課題解決に貢献しています。

著書

彼女の知識や経験は著書にも反映されています。『レンアイ、基本のキ』や『なぜ妻は突然、離婚を切り出すのか』など、さまざまなテーマで著作を発表しており、法律や家族問題に関心のある読者に広く支持されています。

打越さく良は、法律家としての豊富な経験を活かしつつ、政治の舞台で社会のために活動している政治家です。

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