新潟ビジネス専門学校

新潟ビジネス専門学校（にいがたびじねすせんもんがっこう、英略：NBC）は、新潟県新潟市中央区に所在する私立専門学校です。NSGグループの一員として、開学以来、多岐にわたる分野で職業教育を提供しています。

沿革と発展

1979年に、NSGグループの専門学校としては2番目の開学校として誕生しました。開学当初は新潟市古町にありましたが、1981年には現在の校舎が完成し移転。その後も1982年の増築や1994年の大規模改修を経て、施設を拡充してきました。設立当初の設置者は宗教法人愛宕神社でしたが、後に学校法人新潟総合学院を経て、現在は学校法人国際総合学園が設置者となっています。

NBCは、グループ校の育成という役割も担ってきました。1985年には新潟コンピュータ専門学校（NCC）が、1992年にはアップル外語観光カレッジ（現：国際・外語・観光・エアライン専門学校、AIR）が、1997年には新潟会計ビジネス専門学校（NABI）が、そして1999年には新潟公務員法律専門学校（NCOOL）が、それぞれNBCの学科から分離・独立しています。2019年度からは、分離・独立していた新潟会計ビジネス専門学校（NABI）が同じ校舎に移転し、校舎を共用する形となっています。

教育内容と学科

現在、NBCでは9学科17コースを展開しており、医療、薬学、商業、デザイン、イベント運営といった幅広い専門分野をカバーしています。特に2年制の学科は、文部科学省の定める「職業実践専門課程」に認定されており、企業や業界との連携に基づいた、より実践的かつ高度な専門教育を提供している点が特徴です。かつては、産業能率大学との教育連携により、高度な学位や称号が取得可能な4年制の大学併修学科も設置されていましたが、現在は廃止されています。

実践教育とキャリア支援

NBCの教育の核となるのは、現場実習（インターンシップ）制度です。1年制学科を除く全ての学科で導入されており、学生は学内での学習に加え、それぞれの専門分野に関連する様々な企業や施設で実際に働きながら学ぶ機会を得ます。これにより、将来の職業に必要な実践的なスキルや知識、現場感覚を養うことができます。

また、特定の学科ではNSGグループの事業創造大学院大学との学校間連携による発展的な授業も実施されており、より高度な専門性を追求できる環境があります。検定試験対策にも力を入れており、特にマイクロソフト国際資格であるMOS（Microsoft Office Specialist）では、運営団体であるオデッセイコミュニケーションズから新潟県内のMOS試験会場実績で「パートナープログラム第1位」に認定されるなど、高い実績を誇ります。MOS世界学生大会では、出場以来5年連続で入賞者を輩出し、国内大会での優勝者も出ています。さらに、商品装飾展示技能士資格検定の新潟県技能大会では7年連続で優勝するなど、様々な分野で学生の高い専門スキルが証明されています。

施設と環境

学生が快適かつ実践的に学べるよう、校舎内の施設も充実しています。校舎はバリアフリーに対応しており、エレベーターが設置されています。実践的な実習のために、歯科医院の診察室、病院の窓口、薬局、衣料品店など、実際の職業現場を忠実に再現したフロアや実習室が設けられています。これらの施設の一部は、学校の公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルでも公開されています。

新しい取り組み

時代のニーズに対応するため、新たな分野の教育も積極的に取り入れています。2019年度からは、イベントビジネス学科内に「eスポーツプランナーコース」を新設しました。これは新潟県内では初の設置であり、成長著しいeスポーツ業界で活躍するイベント企画・運営の専門人材育成を目指しています。

校訓

NBCの校訓は「誠実・明朗・進取」です。

著名な出身者

NSG系列の不動産会社「リビングギャラリー」の元社長である藤田幸成氏（1993年度卒）などがいます。

その他

2017年3月時点での在学生数は130名でした。過去には、タレントの椎名へきる氏をCMに起用していた時期もあります。

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