日本トライアスロン連合

日本トライアスロン連合 (JTU)

公益社団法人日本トライアスロン連合（JTU）は、日本国内においてトライアスロンおよびその関連競技であるアクアスロン、デュアスロンの統括団体として機能しています。JTUの設立は1994年で、現在の会長は岩城光英氏です。

歴史

トライアスロン自体は1970年代にアメリカで生まれ、その後、日本にも広まりました。1981年には鳥取県の皆生温泉で初めての競技会が開催され、その後1980年代にはトライアスロンブームが起こり、日本各地で大会が開催されるようになりました。

この時期、1984年には複合耐久種目全国協議会が設立され、翌年にはトライアスロンに特化した日本トライアスロン協会（JTA）が創設されました。一方、1985年には日本トライアスロン連盟（JTF）も設立され、これら2つの団体が日本国内でトライアスロンを普及させる役割を果たしました。

1989年には国際トライアスロン連合（ITU）が発足し、日本も日本トライアスロン委員会（JTC）を通じてこの国際機関に加盟しました。1993年には日本トライアスロン連合の設立準備委員会が設立され、翌年には正式にJTUが誕生しました。初代会長には猪谷千春氏が就任し、その後もJTUは日本体育協会や日本オリンピック委員会に準加盟を果たすなど、着実に地位を築いていきました。

トライアスロンが2000年シドニーオリンピックから正式競技として採用されたことは、日本トライアスロン界にとって大きな出来事であり、JTUの活動の幅を広げるきっかけとなりました。その後も、JTUは組織の整備や体制の強化を続け、1999年には文部省管轄の社団法人として認可されました。

2019年、1994年からJTUを牽引した猪谷会長が名誉会長に退いた後、岩城光英氏が新会長に就任しました。

2022年6月には、東京パラリンピックに出場したトライアスロン女子日本代表の選手たちが新しい理事として承認され、組織の新たな一歩を踏み出しました。

組織

JTUは全国のトライアスロンの普及と発展、選手の育成を主要な目的としており、特に日本学生トライアスロン連合と連携して大会を主催しています。主催大会には次のようなものがあります：

• - 日本トライアスロン選手権
• - 世界トライアスロンシリーズ横浜大会
• - 蒲郡オレンジトライアスロン
• - みなと酒田トライアスロンおしんレース
• - みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ヶ浜大会
• - 国営昭和記念公園トライアスロン大会
• - 大阪トライアスロン舞洲大会
• - 野尻湖トライアスロンin信州信濃町
• - 長良川国際トライアスロン大会
• - 佐渡国際トライアスロン大会
• - 全国高校生チャレンジトライアスロン
• - オールキッズトライアスロン大会
• - 村上・笹川流れ国際トライアスロン大会

これらの大会は、選手たちに競技の場を提供し、トライアスロンの普及を図るための重要な役割を果たしています。

まとめ

日本トライアスロン連合は、その設立から現在に至るまで、日本におけるトライアスロンの発展に寄与し続けています。組織の在り方や大会の運営を通じて、国民にスポーツの楽しさを伝える活動を展開し、今後のさらなる成長が期待されています。

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